Yahooスコアの削除と提供をオフするやり方。個人情報が売られるって本当？

6月3日、Yahooは個々のユーザーの信用度を独自のデータで算出する「Yahooスコア」を2019年7月1日よりパートナー企業に提供するサービスの提供を発表しました。

この発表を受け、ツイッターなどのSNS上を中心に「個人情報が勝手に第三者に提供される、売られる」などといった情報が拡散され、誤った情報を信じてしまい不安になっているユーザーも多くいるみたいです。

このページでは、Yahooスコアはどのようなサービスなのか詳細内容と設定の変更・削除方法、個人情報が本当に他人に勝手に提供されるといったことはあるのかについて解説していきます。

誤った情報を信じ込んでいる方も多いみたいですので、勘違いの内容に内容を把握しておきましょう。

Yahooスコアとは

Yahooスコアは、ヤフー独自のデータから算出した信用度がわかるスコアです。

なお、スコアは900点を満点にYahoo JAPAN ID毎に付与されます。

Yahooスコアは私たち利用者にとって、どのようなメリットがあるのか気になるところだと思います。

利用目的は、審査プロセスの簡略化、ユーザーに対し特典などの付与、コンテンツの最適化、広告配信、サービス改善などとされており、ユーザーにお得で便利な体験を提供するものだとしています。

例えば、お買い物でお得な情報や特典をもらえたり、お店・コンサートなどの予約が簡単に行えたり、並ばずに入場できるといった通常とは異なる優遇を受けられます。

本人確認、信用行動、消費行動、ヤフーのサービス利用の4つのカテゴリとこれらを合わせた総合得点で算出されます。一部紹介すると、ヤフーカードの利用金額やヤフーショッピングでのレビュー回数、支払いの滞納有無などがスコアに影響するようです。

詳しくは下記リンク先の公式ヘルプをご覧ください。

自分のYahooスコアの確認するには、開示手続きを行う事で郵送で書面にて確認することできます。

現時点（2019年6月時点）はWEB上での確認機能自体は提供されていませんが、今後提供を検討しているとのことです。

SNSなどで話題になっているYahooスコアが勝手に第三者に渡されるといった情報が飛び交っていますが、無断で個人情報（信用情報）を他社に提供されるといったことはありません。

Yahooは上記の事態を受け、お客様の同意なく他社に提供することはないとの発表を行っています。

そもそも、こういったデマが出回っているのは、Yahooスコアを他社に提供するビジネスソリューションサービスを発表したことを受けてのものだと思われます。

一部の人たちが勘違いした内容が拡散されたことにより、多くユーザーが誤った内容をそのまま信じてしまい、さらに広めたことが原因のようです。

ビジネスソリューションサービス自体は、パートナー企業はYahooスコアを見ることで優良ユーザーの抽出などが行え、サービスの利便性向上や課題解決に繋がります。

上記の「Yahooスコアのメリットは？（目次 1.1）」でも紹介した通り、利用者側にも、手続きが簡単に行えたり、お得な特典や情報を入手できるなどのメリットがあります。

本人が同意した場合に限り、他社にYahooスコアを提供するとご説明させて頂きましたが、どのサービス・企業にスコアの提供を同意しているか調べたい、あるいは間違って情報提供してしまっていないか心配だ。という方もいると思います。

そういう場合は、下記リンク先の各アプリのデータ利用のページにアクセスしYahoo IDでログインして確認することができます。

同意・許可していない場合は「利用が許可されている。サービスやアプリケーションはありません。」と出ます。

間違ってサービスの提供に同意したなど、設定を変更したい、停止・オフにしたい場合は簡単に設定を変えることができます。

Yahoo JAPAN IDを作成すると、デフォルトでYahooスコアも作成されるようになっています。Yahooスコアについては設定から作成しないように変更しておくこともできます。必要ないと思った方は削除しておくことで、誤って企業に提供してしまったというミスを防止できます。

オフにすると、Yahooスコアが消えて、サービスも利用できなくなります。オフにする手順は次の通り。