「お使いのAppStore.IDがロックされています.サービス番号********」というタイトルのApp Storeを装った偽メールが届きました。同じメールが届いてどうすればいいかわからないという方は参考にしてみてください。
メールの内容を確認しよう
今回届いたメールの内容をご紹介します。
<差出人(表示名)>
app store
※届いたメールには、「app store」と表示されていますが、メールアドレスを確認すると明らかに関係のないメールアドレスでApp Storeとは似て非になるもの、なりすましのフィッシング詐欺メールであることがわかります。同類の詐欺メールで差出人がAPPLEになっているものもありました。
<件名>
お使いのAppStore.IDがロックされています.サービス番号********
※AppStore.IDという、Appleのサービスであるかのような表示。AppStore.IDを見るだけで偽物あることがわかりますが、それらしい名前になっていて初心者は間違えてしまうかもしれません。
<本文>
内容はAppleを装った内容となっています。メール本文内にはAppleのなりすましサイトへの誘導リンクが設置されており、アクセスしIDやパスワードを入力すると情報が盗まれてしまう可能性が高そうです。メール本文には、下記のような内容が書かれており、不安を煽り偽サイトでID(メアド)やパスワードを入力させて個人情報を入力させることが狙いです。
アカウントの有効性を確認できませんでした。
アカウント情報の一部が誤っていることをお知らせしたいと思います。
アカウントを維持するためにお使いのApple ID情報を確認する必要があります。
「私のApp Store ID」という部分がリンクになっており、ここが偽サイトへのリンクになっています。個人情報を入力しないようにしてください。
調べてみると何件か同類のメールがヒットし、App Store ID関連について数か月前から増えてきている詐欺の手口のようです。
フィッシング詐欺メールきた。
2枚目にある「私のApp store ID」をクリックすると3枚目のページに飛びますが、「リンゴID」ってなってたり、「今」のフォントが日本で一般的でないものになってます。
あと、そもそもホントのアップルならばこんなに怪しい日本語にならないはずです。
皆さんご注意を! pic.twitter.com/5P3AgNSBQt— LP_Shooter (@LP400_shooter) 2018年7月1日
送信元の狙いは?
リンク先の詐欺サイト経由でApple IDに登録しているメールアドレスやパスワードなどの個人情報を抜き取ることが目的であると思われます。
IDの新規作成から、名前、住所、クレジットカード情報などを入力するとすべての情報が抜き取られてしまいます。
まるで、App Storeで使うIDであるかのような名称「App Store ID」と表記し、虚偽の情報でそのアカウントが危険であるかのように見せかけています。十分に注意してください。
メールはどうすればいいの?
フィッシング詐欺のメールなので、何もしないで通報したり、二度と受信しないように迷惑メールフィルターを設定しておく、間違えて開かないように削除しておくといった処理を行ってください。
なぜ詐欺メールがきたのか?
自動送信システムで偶然自分のメールアドレスがヒットしてしまったり、どこかから情報がながれてしまっている可能性があります。例えば、怪しいサイトに登録したりするとそこから情報を流されてしまう可能性もありますし、過去にやり取りした誰かが情報を流すこともあり得ます。
今回の詐欺メールは、私の所持している2つのメールアドレスに届きました。どこから流れたのか2つのメアドだけにある共通点を考えると、あるサイトに登録したアドレスでした。原因はどこにあるか特定できませんが、自動システムでヒットするようなアドレスでもないと思うので、メールアドレスがわかっているどこかから漏れたように思います。
フリーメールアドレスの種類によっては、登録した時点でそのようなリストに追加されているということも考えられます。
ただ、届いてしまったものはどうしようもないので正しい対処をする必要があります。
詐欺メール対策
このような詐欺メールが届いたときは、早い段階で悪意あるものからのメールであることに気づかなくてはなりません。誤って個人情報を入力したり、返信したりしないように注意してください。
他にもAppleのサービスになりすました詐欺メールが流れています。下記の記事では、見分け方も紹介しているので今後、詐欺メールを見分ける参考にしてみてください。
本物?偽物?「Apple IDがiCloudへのサインインに使用されました」のメール見分け方
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