Apple Watch Series 6は「血中酸素濃度」を測定できる機能に対応しています。
Apple Watch Series 6に搭載される血中酸素ウェルネスセンサーと光学式心拍センサーにより、血中の酸素レベルの測定が可能となっています。
この記事では、Apple Watchを使って「血中酸素濃度」を測定する方法をご紹介します。
使い方はとても簡単です。是非「Apple Watch Series 6」をお持ちの方は、是非一度試してみてください。
目次
血中酸素濃度を測るには?対応機種は?
Apple Watchの血中酸素ウェルネスAppを使って血中酸素濃度を測れます。
利用には下記の条件を満たしている必要があります。現時点で対応しているのは「Apple Watch Series 6」のみです(2020年9月時点)
<利用条件>
- 対応地域であること(日本は利用可能)
- iPhoneはiOS14以上
- Apple WatchはwatchOS7.0以上
- 18歳以上であること
- 対象機種を利用(Apple Watch Series 6)
血中酸素ウェルネスアプリの精度は?
血中酸素ウェルネスアプリは医療用ではありませんが、普段生活をする上で健康状態を確認するひとつの判断材料として使えそうです。
家庭用の「パルスオキシメーター」と「血中酸素ウェルネスアプリ」を使って同時に測定してみたところ、それぞれ測定方法は異なりますが、私の場合は数値が数パーセント前後する事もありましたが近い数値になりました。
ただ、Apple Watchは測り方が悪いと測定に失敗したり、数値がかなり低くなったりしやすいです。
Apple Watchで血中酸素濃度の測り方
Apple Watchの血中酸素ウェルネスアプリから簡単に測定できます。
<初期設定>
- iPhoneでWatchアプリを起動します。(またはWatchで設定アプリを開きます)
- 【血中酸素ウェルネス】をタップします。
- 「血中酸素ウェルネスの測定」の設定を有効化します。
- 必要に応じてバックグラウンド測定の設定もしてください。
<血中酸素ウェルネスアプリの使い方>
- Apple Watchの時計の画面で【デジタルクラウン】をクリックします。
- ホーム画面(アプリ一覧)が表示するので【血中酸素ウェルネスアプリ】を起動します。
- 腕をテーブルなどに置いて文字盤を上に向けます。準備できたら【開始】をタップします。
- そのまま15秒待つと、血中酸素濃度が表示します。
血中酸素ウェルネスアプリがない場合は、Apple WatchでApp Storeにアクセスしインストールしてください。
下の動画は、YouTubeで「Apple Support」チャンネルが公開している血中酸素ウェルネスの設定から測定までの使用方法です。
測定できない・失敗する場合
血中酸素ウェルネスアプリから測定しようとしても測定ができなかったり、失敗したりする場合があります。
下記を参考に設定や測定方法を見直して再測定してみてください。
「測定はオフです」になる場合
血中酸素ウェルネスアプリからアクセスした場合、測定はオフですと表示する場合は、「血中酸素濃度測定」の設定をオンにすれば測定できるようになります。
- 【設定を開く】をタップします。
- 「血中酸素濃度測定」のスイッチをオンにします。
測定に失敗する場合
「測定がうまくいきませんでした」のエラーメッセージが表示し測定できない場合があります。間違えた測り方をすると何度もエラーになってしまうので、正しい方法で測定してください。
私が測定した際に確認できた原因は下記になります。
- 身体や指などを動かしている
- バンドが緩すぎる
- Apple Watchを巻いている位置が悪い
測定は、Apple Watchを上に向けた状態でテーブルや膝の上に置いて静かにしておきましょう。身体を動かしたり、指を動かしたりすると大抵はエラーになります。またバンドの巻き方や位置によっても数値が異なったり、エラーになったりもします。
血中酸素濃度の自動測定の設定変更
血中酸素濃度の設定を有効化していると、自動で測定します。結果はヘルスケアアプリより確認できます。
詳細な設定として、睡眠モードとシアターモードにしている間の自動測定をオンオフ設定できます。測定中は光を発するため、睡眠や映画視聴中に気になるようでしたら設定をオフにしておくことをおすすめします。
血中酸素ウェルネスによる測定を有効化していると、バックグラウンドでの自動的に測定できます。
<iPhoneから設定する場合>
- Watchアプリを起動します。
- 【血中酸素ウェルネス】をタップします。
- 「睡眠モード中」と「シアターモード中」のスイッチをオフにします。
<Watchから設定する場合>
- 時計の画面で【デジタルクラウン】をクリックしホーム画面を表示します。
- 【設定アプリ】をタップします。
- 【血中酸素濃度】⇒「睡眠モード中」と「シアターモード中」の設定を切り替えます。
血中酸素濃度の測定結果を見る(過去・最新のデータ)
血中酸素濃度の測定結果は、ヘルスケアアプリから過去の測定結果や最新のデータを閲覧できます。
- ヘルスケアアプリを起動します。
- 【ブラウズ】⇒【バイタル】または【呼吸】⇒【取り込まれた酸素レベル】よりデータを閲覧できます。
※動作確認環境:iPhone 11 Pro(iOS14.0.1)、Apple Watch Series 6(watchOS7.0)
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