ドコモのギガホ、ギガライトの家族利用の仕組み!データシェアできる?分け合えるの?

ついにドコモから端末代金と料金を分離した新料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」が2019年6月1日サービスを開始します。

現在、家族でシェアパック(ベーシックシェアパックやウルトラシェアパック)に加入しデータ容量を分け合って、みんなで使っていたが、新料金プランでは分け合えるのかと、困っている方が多いようです。

このページでは、家族でギガホ、ギガライトを契約する場合の料金はどうなるのか解説していきます。

旧・新プランの家族利用の仕組みを比較

従来のプラン(以下、旧プランとする)である「ベーシックシェアパック」「ウルトラシェアパック」と新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を家族で利用する場合のそれぞれの仕組みの違いについてみていきましょう。

ここでは、家族3人で利用する場合を想定し紹介していきます。

旧プラン(ベーシックシェアパックやウルトラシェアパック)の家族利用の仕組み

旧プランでは、親回線が「ベーシックシェアパック」や「ウルトラシェアパック」のデータパックを契約し、子回線が「シェアオプション(500円)」を追加することで親回線と同じグループに入り、データ容量を共有する(分け合う)ことができました。

ベーシックシェアパックの場合の例

まずは、データ通信量が少ない家族を想定したプランをみてみます。

例えば、親回線が「ベーシックシェアパック(6500円~)」に加入し、子回線は「シェアオプション(500円)」に加入すると次のようになります。

親回線 子回線1 子回線2
シンプルプラン 980円
SPモード 300円
パケットパック 6500円(ベーシックシェアパック 5GBまで) 500円(シェアオプション) 500円(シェアオプション)
合計 7780円 1780円 1780円

※ベーシックシェアパックは、家族全員でのデータ使用量に応じて段階的に料金が変動するプラン。5GBまで(6500円)、10GBまで(9000円)、15GBまで(12000円)、15GB以上(15000円)とデータ使用量に応じて親回線の料金が決まります。

上記の場合(データ使用量5GBまで)、家族3人で11340円(7780円+1780円+1780円)になる。

ウルトラシェアパック30の例

次に大容量の30GB(ウルトラシェアパック30)を家族3人で分け合う場合

親回線 子回線1 子回線2
シンプルプラン 980円
SPモード 300円
パケットパック 13500円(ウルトラシェアパック30) 500円(シェアオプション) 500円(シェアオプション)
合計 14780円 1780円 1780円

家族3人で合計、18340円になります。

新プラン(ギガホ・ギガライト)の家族利用の仕組み

新プランに加入し、家族で利用する場合に、今まで通りデータ容量を分け合って使えるのかという点ですが、ギガホ、ギガライトではデータ容量を分け合うことができません

新プランでは、それぞれが独立した契約になるのでデータ容量は自分で契約したプランの容量(ギガホかギガライト)を使えるということになります。

家族利用のメリットはないのか?というと、大きな特典が用意されています。「みんなドコモ割」という割引サービスです。

みんなドコモ割は家族の人数に応じて割引額が決定するサービス。同一家族グループに、ギガホ、ギガライトを契約している回線が2回線以上で毎月▲500円の割引、3回線以上で毎月▲1000円割引になります。

例えば、父、母、息子の3人家族で利用する場合と想定してみます。父と母はほとんどデータ容量を使わないのでギガライト(1GBまで)、息子はデータ容量をたくさん使うのでギガホ(30GB)を契約。家族3人なのでみんなドコモ割は1人1000円割引。

親回線(父) 子回線1(母) 子回線2(息子)
基本料金 2980円(ギガライト) 2980円(ギガライト) 6980円(ギガホ)
みんなドコモ割 ▲1000円 ▲1000円 ▲1000円
合計 1980円 1980円 5980円

3人で9940円になります。

仮に家族3人ともギガホにした場合、

親回線(父) 子回線1(母) 子回線2(息子)
基本料金 6980円(ギガホ) 6980円(ギガホ) 6980円(ギガホ)
みんなドコモ割 ▲1000円 ▲1000円 ▲1000円
合計 5980円 5980円 5980円

こちらの場合は3人で合計17940円。ギガホは1人あたり30GB使えます。家族3人で30GBのウルトラシェアパック30(旧プラン)を使った場合の基本料金よりも安いです。

まとめ

新プラン・旧プランを家族で利用する場合の違いとして

料金の違い、割引サービスの適用可否(みんなドコモ割など)、データ容量のシェア(分け合う)の可否

といった点を紹介させて頂きました。

家族で利用する場合の新プランのメリットとしては、それぞれ容量を別々に使えるのでデータ容量が家族に使われてしまってなくなるといった心配がなくなる。そして、わかりやすい料金体系、1人1人どれだけの料金を使っているか管理しやすい、安くできる(条件次第)といった点があげられます。

料金プランを選択する上で重要なのは、自分にあった最適なプランを選び、どれだけお得に使えるかということです。ひとつプラン選びを間違えると同じ使い方でも何千円も損してしまっていたということもよくあります。

プラン変更は、自分の使い方をしっかり把握し、自分にあったプランを選ぶようにしてください。わからない方はドコモショップやお客様センターに相談しましょう。

公式サイトには、料金シミュレーターもあります。簡単な操作で自分の料金や家族の料金を計算できます。

料金シミュレーション|NTTドコモ

15 件のコメント

  • 父7GB、母7GB、息子15GBでウルトラシェアパック30GBを新プランに乗り換えると高くなるってことですよね。

  • 妻と二人でシェアパック5ギガですが、大体私が3:5~4,妻が1~2ギガなんでうまいことやれてたのが、ギガライト5と3にしないといけないのか… ギガライト3と3だと私がオーバーするし、今の方が安いことになりそうです

  • 少子化に拍車をかけるようなプランですね。
    家族4人(ようは子供2人)でも割引は増えないんですね。
    今時はある程度の年齢になったら子供も必ず携帯持つのに。
    4人目以上に割引ないなら子供1人にして親2名から子1名という人口減の道しるべですね

  • 家族でシェア中、新料金には魅力を感じられない。Wi-Fi環境次第で使用量は変わるのに。
    もっとドコモのWi-Fiスポットを増やして欲しい。

  • 家族3人キガホで5980×3→17940円
    今 ウルトラシェアパック30→18340円

    キガホは1人30ギガ、ウルトラシェアパックは3人で30ギガ

    だいぶ新料金の方が条件良いと思うよ!

    • ギガホ、ギガライトでは、月々サポートやdocomo withなどの割引を適用できないので、プラン変更した方が良いかは、現在適用している割引額が大きく影響してきます。

      現在の契約で高額な割引を受けていないのであれば、新料金プランに変更した方が安くなる可能性が高いです。

      一度、ドコモショップ等で料金の相談をすることをおすすめします。

      ドコモ公式サイトに料金シミュレーターも用意されていますので利用してみて下さい。

  • wifi環境前提の新料金プランなので、まだ独立をしていない子供たちがいる世帯は、やはりシェアできる旧プランが良いと思います。インターネット教育も本格化されてきていますから、基地局の増設も満遍なくして頂きたいものです。新料金プランには納得出来ません。

  • シェア云々は別にしてギガホに15GBバージョンが欲しい

    って思ったけど30GBと7GBとの差が1000円なのか

  • 子供がいる家庭は、シェアのままがいい。

    シェアではギガ設定できるが、ギガホにすると設定できないので使った分だけ値段が上がっていきます。

    withのスマホもギガホにすると、割引がきかなくなります。

    ドコモの料金わかりにくいですね。

  • ん~何とも微妙な感じですね…政府から指導が入った割には、お得感が感じられませんね…

  • 料金シミュレーションして、これだけ安くなる、と出たからネットで手続きしだしたら、高くなる可能性があるから確認するようにと注意が出てくる。
    複雑な料金システムを全て把握しないと、ネットで申し込まない方が無難かな。
    ショップでは、気が振れたように2台持ちを薦めるのに。

  • 4人で50GBのシェアパックにしてます。それぞれ上限設定できるのでとても良い。シェアできない新料金プランは全く魅力を感じない

  • コメントを残す

    ABOUTこの記事をかいた人

    携帯電話業界の経験者やアプリエンジニアなどのスマホやアプリに関する専門知識を有するライターが記事を執筆しております。 初心者にもわかりやすいように難しい専門用語をできるだけ少なくし、簡潔で読みやすい記事をお届けします。