第三者がAppleになりすました「セキュリティ上の理由により、Apple IDがロックされています。」というタイトルの怪しいメールが届きました。
このメールの内容と本物なのか、偽物なのかの見分け方について解説します。
目次
メールの内容
<送信元>
Apple <info@twitter.com>
<件名>
セキュリティ上の理由により、Apple IDがロックされています。
<本文>
お客様各位
あなたのApple IDは、異常な場所からアクセスされているため、ロックされています。
ログインの詳細:
日付:2018年6月18日
ブラウザ:Safari Browser
オペレーティングシステム:iOS
国:Morocco24時間以内にこのメッセージが確認されるまで、お客様のアカウントは保護されています。指定した期間内にこのメッセージを確認しないと、アカウントは永久にロックされます。確認ボタンを押して、アカウントが完全に安全になるまで提供する手順を完了してください。
検証
敬具、
Apple サポート
詳しい方ならすぐになりすましの詐欺メールであることがわかる中途半端なクオリティの迷惑メールです。不安感を煽る内容になっていますが、冷静に対処することが大切です。騙されないように注意してください。
本メールの内容に沿って、詐欺メールであることを見分けるポイントを解決していきます。
詐欺メールか見分けるポイント
微妙なクオリティとは言え、Appleから送られてきそうな内容になっているので、Apple公式からのものと信じこんでしまうこともあるかもしれません。
誤って、リンク先のサイトにアクセスして、Apple IDのメールアドレスとパスワードを入力したりすると、情報が盗まれてしまう可能性があります。このような被害にあわないためにも確実に迷惑メールからの脅威を見分けられるようにしておきましょう。
Apple IDに登録しているメールアドレスに届いてる?
Apple IDに関するメールは、登録しているメアドに届くので、Apple IDに全く関係ないアドレスに届いていた場合は、迷惑メールであることが判断できます。なぜならAppleは、登録しているメールアドレス以外の自分のメールアドレスを知らないので。
まずは送信元をチェック
表示している送信元がApple担っていると思ったら、アドレスを見るとTwitterになりすましています。通常、このようなことはありません。これだけで不自然であることに気づくはずです。
怪しいと思ったら、送信元の名前とメールアドレスのチェックは重要です。
件名をチェック
既にこの記事を見て頂いているので調べて頂いているはずですが、怪しいメールを受け取ったら、まずはインターネットなどで調べてみましょう。
メールの件名を入力してインターネットやSNSで検索すると、詐欺メールであるといった情報がたくさん出てきます。それだけ、大量に送信されていることがわかります。
本文をよく見ましょう
Apple公式からのApple IDのサインインなどに関するメールは、Apple IDに登録している自分の名前が書かれています。
そもそも冒頭の「お客様各位」という表現はあきらかにおかしいです。日本人が作っているメールとは考えづらいです。「敬具、」と書いている時点で外国人が調べて作ったかのようです。本文をよく読むと、文章がおかしいことに気づくと思います。
本文内のリンク(ボタン)には要注意
本文内に「検証」ボタンが設置されています。リンク先URLを調べてみたところ、あきらかにおかしいURLでした。ボタンを押して、サイトを開かないように注意してください。リンク先のサイトでApple IDでログインしてしまうと、メールアドレスとパスワードが盗まれてしまいます。
本物かわからない場合
どうしても本物か偽物かわからない場合、詳しい人に相談したり、Appleや携帯キャリアに相談して解決しましょう。
迷惑メールとわかったら拒否・報告しておこう
迷惑メールであることがわかったら、迷惑メールフィルターを設定して受信しないようにしたり、報告したりしておきましょう。報告窓口が設けられているメールアプリなら、報告しておけば、自動で迷惑メールフォルダに振り分けるなどの対応をしてもらえます。
他にもAppleのなりすましメールはある
今回紹介したのは、数ある中のひとつです。似たような内容もありますし、全く違う内容でレベルの高い詐欺メールもあります。トラブルに巻き込まれないように怪しいメールを受けとったら十分に警戒してください。
本物?偽物?「Apple IDがiCloudへのサインインに使用されました」のメール見分け方
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