Pixel 6aからPixel 7aへケーブル接続でデータ転送する方法【アプリとデータをコピー】

新しいPixelに機種変更した際、データ移行はどうしたら良いのか困った経験はないでしょうか?

そんな時に便利なのが、ケーブルに接続してデータをまとめて移し替えできる「アプリとデータをコピー」という機能です。

この記事では、Pixel 6aからPixel 7aへケーブル経由でデータ移行する方法を解説します。

Pixelへケーブル接続でデータ転送する方法

今回紹介するデータ転送方法は、Pixelの初期設定の途中で表示される「アプリとデータをコピー」の機能を使用して、新機種へのデータ転送を行います。

この機能を使えば、簡単な操作で写真、動画、連絡先、通話履歴、壁紙、Googleアカウント、端末設定、アプリなどのデータをまとめて移行させることができます。

ただし、全てが完全に移るわけではありません。LINEなどのアプリ内のデータは個別に引き継ぎやログインが必要です。

本記事の環境

本記事で使用する端末環境は、下記の2機種になります。

  • 新機種:Google Pixel 7a(Android13)
  • 旧機種:Google Pixel 6a(Android13)

Pixel 6aからPixel 7aへの機種変更と、ケーブル接続によるデータ転送を行います。回線は物理SIMカード(楽天モバイル)です。

事前準備

まずは下記の準備をしましょう。

<準備をする>

  • 2台のスマホを充電する
  • 旧機種を最新バージョンにアップデートする
  • ケーブルを準備する(Pixel 7aやPixel 6a付属の充電ケーブルで可)

<Android OSのアップデート方法>

  1. 旧機種で「設定アプリ」を開きます。
  2. 【システム】をタップします。
  3. 【システムアップデート】をタップします。
    Androidでシステムアップデートをする(Pixel 6a)
  4. アップデート内容を確認して、右下にある【ダウンロードとインストール】をタップします。
  5. 右下にある【今すぐ再起動】をタップします。
    Android OSをアップデートする

※上記の手順は、Android12からAndroid13へのアップデートした時の内容です。

ケーブル接続でデータ転送する方法

事前準備ができたら、新機種(Pixel 7a)にデータ転送をしましょう。

<アプリとデータのコピーする方法>

  1. 新機種の電源を入れます。
  2. 言語設定:【English(United States)】⇒【日本語】の順にタップします。
  3. 【始める】をタップします。
    Pixelへようこそ
  4. 新機種にSIMカードを挿入します。
  5. Wi-Fiに接続:Wi-Fi回線を選択&パスワードを入力します。
  6. アプリとデータのコピー:【次へ】をタップします。
    Pixelへアプリとデータのコピー
  7. 旧機種の電源を入れてロック解除します。準備ができたら、【次へ】をタップします。
    旧デバイスの電源を入れる
  8. ケーブルを準備して【次へ】をタップします。
    デバイスのケーブルを用意する
  9. ケーブルを旧機種に接続して【次へ】をタップします。
    旧機種にケーブルを接続する
  10. ケーブルを新機種に接続します。(※新機種と旧機種が1本のケーブルで接続された状態になります)
    新機種にケーブルを接続する
  11. 旧機種の操作:【コピー】をタップします。
    新機種にケーブルを接続する
  12. 旧機種の操作:指紋認証などでロック解除をします。
    旧機種のロックを解除する
  13. 必要に応じて、コピーする項目を変更して【コピー】をタップします。
    コピーする項目を選択する
  14. 「デバイスの基本バックアップの使用」「位置情報の使用」「使用状況データや診断データの送信」を必要に応じて設定し、【同意する】をタップします。
    Googleサービスの設定をする
  15. 限定保証:日本になっていることを確認し【次へ】をタップします。
    新機種の限定保証を確認する
  16. PIN:PINを設定して【次へ】をタップします。
    新機種のPINを設定する
  17. PIN:もう一度PINを入力して【確認】をタップします。
    PINの再入力
  18. 指紋認証の説明を確認します。指紋認証を利用する場合は【同意する】をタップして、画面指示に従い指紋認証の設定をします。指紋認証を使用しない場合は【利用しない】をタップします。
    指紋認証の設定
  19. 顔認証の説明を確認します。顔認証を利用する場合は【同意する】をタップして画面指示に従い、顔認証の設定をします。指紋認証を使用しない場合は【利用しない】をタップします。
    顔認証の設定
  20. セットアップを続ける場合は【続行】をタップします。(※あとで設定したい場合は【中断し、リマインダーを受け取る】をタップします)
    セットアップを続けますか
  21. Googleハンズフリーの説明を確認にします。Googleハンズフリー利用する場合は【同意する】をタップして設定をします。利用しない場合は【スキップ】をタップします。
    Googleにハンズフリーで話しかける
  22. ロック解除しない状態でGoogleアシスタントを利用する場合は【同意する】をタップします。利用しない場合は【スキップ】をタップします。
    ロック解除をしないでアシスタントにアクセス
  23. 必要に応じて、その他の設定を行えます。設定しない場合は【いいえ】をタップします。
    さらに設定を続けますか
  24. 使い方のヒントをメールで受け取る場合は【登録する】をタップして設定します。不要な場合は【スキップ】をタップします。
    使い方のヒントをメールで受け取る
  25. コピーが完了したら【完了】をタップします。
    新機種へのコピー完了
  26. 「ホームに戻る」「戻る」「アプリ切り替え」の操作を練習したい場合は【試してみる】をタップして操作します。不要な場合は【スキップ】をタップします。
    スワイプで移動
  27. 設定完了の画面が表示されたら、上にスワイプしてホーム画面に移動します。
    Pixelの設定完了
  28. アプリのインストールが完了するまで、しばらくお待ちください。アプリのインストール状況は通知画面で確認できます。

各アプリのデータ引き継ぎやログインを行う

「アプリとデータをコピー」の機能で同じアプリをまとめてインストールすることがはできますが、データ引き継ぎやログインは個別に行う必要があります。

ここでは、LINEアプリのログインとトーク履歴の引き継ぎ方法を紹介します。

※動作確認環境:LINEアプリバージョン13.7.1

<旧機種の操作:LINEのトーク履歴をGoogleドライブにバックアップする方法>

  1. LINEアプリを開きます。
  2. 【歯車のアイコン】をタップします。
  3. 【トークのバックアップ・復元】をタップします。
  4. 【今すぐバックアップ】をタップします。
    LINEのトーク履歴をGoogleドライブにバックアップする
  5. PINを入力して【→】をタップします。
  6. バックアップするアカウントを選択して【バックアップを開始】をタップします。
    LINEトークのバックアップ用PINコードを作成

<旧機種の操作:かんたん引き継ぎQRコードを表示させる方法>

  1. LINEアプリを開きます。
  2. 【歯車のアイコン】をタップします。
  3. 【かんたん引き継ぎQRコード】をタップします。
    LINEでかんたん引き継ぎQRコードを表示する
  4. QRコードが表示します。(※新機種でスキャンする)
  5. チェックボックスをオンにして【次へ】をタップします。
  6. ロック解除をします。

旧機種に表示しているQRコードを新機種でスキャンしてください。

<新機種の操作方法>

  1. LINEアプリを開きます。
  2. 【ログイン】をタップします。
  3. 【QRコードでログイン】をタップします。
  4. 【QRコードをスキャン】をタップします。
    LINEでQRコードをスキャンしてログインする
  5. 旧機種で表示させた「かんたん引き継ぎQRコード」をスキャンします。
  6. 「以前の端末で本人確認する」の画面が表示されたら、旧機種でロックを解除します。
  7. LINE上の名前に間違いがなければ【ログイン】をタップします。
    LINEでかんたん引き継ぎQRコードをスキャンする
  8. Googleアカウントを選択して【トーク履歴を復元】をタップします。
  9. 【次へ】をタップします。
    Googleアカウントを選択してLINEトーク履歴を復元する
  10. 「サービス向上のための情報利用に関するお願い」を確認して【同意する】をタップします。
  11. 任意の同意事項は、同意しない場合はチェックマークを外して【OK】をタップします。
    サービス向上のための情報利用のお願いを確認する

最終確認をする

連絡先、写真、動画、アプリ内データなど、必要なデータをすべて移行できたか最終確認をしましょう。

旧機種を手元に残して置く場合は、後から移行することも可能ですが、他人に譲ったり、下取りに出したりする場合は、後からデータを移行できなくなるものあります。

特に大切なデータは、しっかり確認しておきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

携帯電話業界の経験者やアプリエンジニアなどのスマホやアプリに関する専門知識を有するライターが記事を執筆しております。 初心者にもわかりやすいように難しい専門用語をできるだけ少なくし、簡潔で読みやすい記事をお届けします。