2980円でデータ使い放題、通話無料の格安プランを実現した楽天モバイルに続き、大手3社も格安のオンライン専用プランを発表しました。
ドコモから「ahamo(アハモ)」、auから「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクから「LINEMO(ラインモ)」が2021年3月より提供開始します。
この記事では、楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI(楽天アンリミットシックス)」と「LINEMO」を比較し、それぞれの違いについて解説していきます。
目次
楽天モバイルとLINEMOを比較
現在提供中の楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI(楽天アンリミットシックス)」と2021年3月17日提供予定の「LINEMO」の違いを見ていきましょう。
キャリア | 楽天モバイル | ソフトバンク |
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT VI | LINEMO |
提供開始日 | 2021年4月1日 | 2021年3月17日 |
基本料金 | 0~1GB:0円(2回線目以降980円) 3GBまで:980円 20GBまで:1980円 20GB超:2980円 |
2480円 |
月間データ容量 | 楽天回線エリア:使い放題 パートナー回線エリア:月5GB |
20GB+LINEギガノーカウント |
データ容量追加 | 1GB500円 | 1GB500円 |
データ容量超過後の速度 | 送受信最大1Mbps | 送受信最大1Mbps |
ネットワーク | 楽天回線エリア:楽天の4G・5G パートナー回線エリア:auの4G |
ソフトバンク回線の4G・5G |
通話料 | Rakuten Linkアプリ使用:24時間無料 Rakuten Linkアプリ未使用:30秒20円 |
30秒20円 |
5分以内かけ放題 | ‐ | 通話準定額(月額500円) |
24時間かけ放題 | ‐ | 通話定額(月額1500円) |
SMS(国内) | Rakuten Linkアプリ使用:無料 Rakuten Linkアプリ未使用:3円(70文字) |
1通3円? |
新規事務手数料 | 無料 | 無料 |
解約金・MNP手数料 | 無料 | 無料 |
キャリアメール | 2021年夏頃提供予定 | なし |
eSIM | 対応 | 対応 |
テザリング | 楽天回線エリア:使い放題 パートナー回線エリア:月5GB |
対応(20GB) |
iPhone | 利用可能 | 利用可能? |
家族割引 | なし | 不明 |
申し込み | 店頭・オンライン | オンライン |
※赤字は、未発表、未確定または調査中の内容です。
基本料金は両社ともに同額ですが、月間データ容量や通話料、ネットワークなどに違いがあります。
基本料金の違い
Rakuten UN-LIMIT VIは、段階性の料金プランとなっており、月間のデータ使用量に応じて料金が変動します。それに対し、LINEMOは2480円の定額制となっております。
同じ20GBまで使用した場合は、Rakuten UN-LIMIT VIは1980円、LINEMOは2480円となり、同容量で見ても料金的にはRakuten UN-LIMIT VIが有利です。
月間データ容量の違い
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT VI | LINEMO |
月間データ容量 | 楽天回線エリア:使い放題 パートナー回線エリア:月5GB |
20GB+LINEギガノーカウント |
楽天アンリミットは、楽天回線エリアでは使い放題、パートナー回線エリアでは5GBまでの制限が設けられています。
対し、LINEMOは、月間データ容量は20GB。それに加え、LINEの使用をデータ通信のカウントゼロで使えます(LINE内でも対象外もあり)。
通話料の違い
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT VI | LINEMO |
月間データ容量 | Rakuten Linkアプリ使用:24時間無料 Rakuten Linkアプリ未使用:30秒20円 |
5分以内の国内通話無料。5分超過後30秒20円 |
オプション | – | 通話準定額(月額500円) 通話定額(月額1500円) |
楽天アンリミットには、Rakuten Linkと言うアプリが提供されています。iPhone、Androidともに利用可能で、Rakuten Linkを使って通話やSMSなどを無料で利用できます。スマホに標準搭載されている電話アプリを使って電話をかけると通話料30秒20円が発生するので注意が必要です。
LINEMOは、通常30秒20円。別途通話オプションを追加する事により、5分以内かけ放題(通話準定額)、24時間かけ放題(通話定額)で利用可能です。
ネットワーク・回線の違い
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT VI | LINEMO |
月間データ容量 | 楽天回線エリア:楽天の4G・5G パートナー回線エリア:auの4G |
ソフトバンク回線の4G・5G |
通信回線はそれぞれ自社回線を使用します。Rakuten UN-LIMIT VIについては、楽天回線エリアはエリア外の場所もまだ多く拡大中ですが、2021年夏頃には人口カバー率96%に到達するほど、建設計画は進んでいるそうです。
楽天回線エリアが広がれば、通話料とSMS無料、データ使い放題で利用できるユーザーが増え、他社よりも条件良く使える方が増えます。
一方、LINEMOはソフトバンク回線です。ソフトバンクの同一ネットワーク・同一品質ですので安心、安定のネットワーク環境で利用できます。
家族割について
LINEMOの家族割については不明です。ソフトバンクで提供中の「家族割引」や「みんな家族割+」に当たるものです。
仮にドコモのahamoと同じようになるなら、同一グループ間の通話を無料にする「家族割引」は申し込み可能となり、他プランの回線からLINEMOの回線への通話は24時間無料。その逆は割引対象外となります。
そして、同じく仮にahamoと同じなら、対象プランの回線数に応じて割引が適用される「みんな家族割+」は、回線数のカウントはされるが、LINEMOに対する割引はなしとなります。
楽天アンリミットについては、家族割にあたるものはありません。元々、楽天リンクを使えば通話料は24時間無料になっています。
キャンペーンについて
楽天アンリミットは、1年間の基本料金を無料にするキャンペーンを始め、端末購入でポイント還元などの大規模なキャンペーンを展開しています。2021年4月7日まで。
LINEMOは、「LINEMO先行エントリーキャンペーン」と「通話オプション割引キャンペーン」が実施されています。
LINEMO先行エントリーキャンペーン:提供開始日前日までに先行エントリーを行った上で契約するとPayPayボーナス3000円分相当をプレゼントするキャンペーンです。
LINEMOの通話オプション割引キャンペーン:通話オプション(通話準定額または通話定額)申し込みで500円割引×1年間が適用されます。
楽天モバイルはキャリアメールに対応
LINEMOはキャリアメール(@softbank.ne.jp、@i.softbank.jp)非対応に対し、Rakuten UN-LIMIT VIでキャリアメールに対応する予定である事が判明しています。現時点では、2021年夏頃提供予定としています。
楽天モバイル(格安SIM)のキャリアメールのドメインは、~@rakuten.jpが提供されていますので、こちらが提供される事が予想されます。詳細内容は判明次第お伝えします。
その他サービス
LINEMOには、LINEのクリエイタースタンプを使い放題で利用できる「LINEスタンププレミアム(ベーシックコース・通常240円)」が追加料金なしで使えます。700万種類以上の提供されているスタンプの中から好きなものを選んで、友だちや家族に送信できます。
楽天モバイルは、楽天市場での買い物がお得になるスーパーポイントアッププログラム+1倍の対象となります。また、オンラインだけでなく、店頭での受付にも対応。
ドコモやauのオンライン専用プランと比較
この記事では、楽天アンリミットとLINEMOを比べてみました。
他社にもドコモのahamoやauのpovoと言ったオンライン専用プランが発表されています。
下記リンク先の記事で詳しく紹介していますので、是非参考にしてみてください。
auのpovoとLINEMOを比較。料金や通話、データ容量などの違いは?
ahamoと楽天モバイルを比較!キャリアメールはなし?ドコモ光セット割やテザリングの対応などについて
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