Appleは、2020年4月16日 「iPhone SE（第2世代）」を発表しました。
iPhone8に近い性能からiPhone9という名称になるとの噂もありましたが、2016年に発売した「iPhone SE」の後継機種のような位置づけで同じ名称「iPhone SE」として発表されました。
この記事では、第2世代の「iPhone SE（以下、iPhone SE2）」のスペック、キャリア別の本体価格、発売日についてご紹介します。
iPhone8やiPhone11との違いについても解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
目次
iPhone SE（第2世代）のスペック
iPhone SE2のスペックをiPhone8とiPhone11と比較しながら見ていきましょう。
| モデル | iPhone SE2 | iPhone8 | iPhone11 |
| ディスプレイ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ |
4.7インチ Retina HDディスプレイ |
6.1インチ（Liquid Retina HDディスプレイ） |
| サイズ | 138.4mm×67.3mm×7.3mm | 138.4mm×67.3mm×7.3mm | 150.9×75.7×8.3mm |
| 重さ | 148g | 148g | 194g |
| ボディ素材 | ガラスとアルミニウム | ガラスとアルミニウム | ガラスとアルミニウム |
| カラー | ブラック、レッド、ホワイト | シルバー、スペースグレー、ゴールド | パープル、イエロー、グリーン、ブラック、ホワイト、レッド |
| プロセッサ | A13 Bionicチップ 第3世代のNeural Engine |
A11 Bionicチップ M11組み込み |
A13 Bionicチップ 第3世代のNeural Engine |
| OS | iOS13 | iOS11（iOS13へアップデート可） | iOS13 |
| ストレージ | 64・128・256GB | 64・128・256GB | 64・128・256GB |
| アウトカメラ | 1200万画素 | 1200万画素 | 1200万画素×2 |
| フロントカメラ | 700万画素 | 700万画素 | 1200万画素・TrueDepthカメラ |
| セキュリティ・認証方式 | Touch ID（指紋） | Touch ID（指紋） | Face ID（顔認証） |
| バッテリー駆動時間 | iPhone8とほぼ同じ | iPhone7とほぼ同じ | iPhone8 Plusより最大2.5時間長い、XRより最大1時間長い |
| 防水・防塵 | IP67等級 | IP67等級 | IP68等級 |
| SIM | デュアルSIM（nano SIMとeSIM） | nano SIM | デュアルSIM（nano SIMとeSIM） |
| 価格（Appleオンラインストア、4月17日時点） | 44,800円～ | 販売終了 | 53800円～ |
iPhone SE2をiPhone8と比較
iPhone SE2とiPhone8のスペックを比較すると、カメラやバッテリー、本体とディスプレイの大きさ、重さなど見た目から性能まで近い部分が多く見られます。
全体的な性能を比べると、iPhone SE2はiPhone8をアップグレードしたような機種になっています。主な違いとしては、プロセッサやカメラ、SIMなどがあげられます。
＜プロセッサ＞
パフォーマンスに大きく影響するプロセッサに差があります。iPhone SE2は最新のA13 Bionicチップに対し、iPhone8はA11 Bionicチップになっています。A13 Bionicチップは、iPhoneシリーズに搭載される最速のチップでiPhone 11 Pro（2019年モデル）と同じものです。
＜カメラ＞
iPhone8になくて、iPhoneSE2にある主なカメラ機能を紹介します。
背景のぼかしなどをコントロールできる「ポートレートモード」、写真にエフェクトを追加できる「ポートレートライディング」、より多くの場面で美しい写真を撮影ができる「次世代のスマートHDR」に対応。
ビデオ撮影では、写真モードからすぐにビデオ撮影ができる「次世代のスマートHDR」、より幅広い明るさを再現できる「ビデオの拡張ダイナミックレンジ（最大30fps）」、「ステレオ録音」に対応しています。
＜SIM＞
iPhone SE2はSIMがデュアルSIMに対応しています。SIMカードの種類は物理SIMとeSIMの1枚ずつ使用することが可能で、2回線の契約を同時に使用する事もできます。プライベート用、ビジネスで電話番号を分けている方もiPhone SE1台で使い分けができます。
＜4G LTEの通信速度＞
iPhone SE2の通信方式は、ギガビット級LTEに対応。ギガを超える通信速度の回線を利用することができます。ドコモで言うところの「PREMIUM 4G」になります。2020年4月時点では、エリアは一部に限られています。
iPhone SE2をiPhone11と比較
iPhone SE2とiPhone11を比較すると、違う部分が多くあります。
＜サイズと生体認証＞
まずPhone11はホームボタンがなく、ノッチ付きの6.1インチディスプレイ。顔認証を可能とするTrueDepthカメラを搭載しています。そして、iPhone SE2はホームボタンを搭載、4.7インチのディスプレイが搭載されています。ホームボタンで指紋認証が可能です。
＜価格＞
価格面ではiPhone11が1万円ほど高くなっている分、カメラ、防水性能、電池持ちなど、iPhone SE2よりも高性能となっています。
＜カメラ＞
iPhone11のアウトカメラは1200万画素デュアルカメラ（超広角と広角）を搭載。iPhone SE2は、1200万画素のシングルカメラ（広角）を搭載しています。カメラ性能を重視する方は、ナイトモードや自動調節にも対応するiPhone11がおすすめです。
＜バッテリー＞
正式な数値は発表されていませんが、電池持ちは最大2、3時間ほどiPhone11の方が長持ちすると思われます。
＜防水・防塵＞
防水性能においては、iPhone11はワンランク上の防水規格をクリアしています。最大水深2メートルで最大30分間に耐えられます。iPhone SE2は1メートルで最大30分。防塵性能は同じです。
楽天モバイルからの発売はないの？
自社回線を持ち第4のキャリアとして、MNOサービスを開始した楽天モバイル。
iPhone SE2の取り扱いはあるか調べてみました。
Apple公式ホームページに掲載されている通信事業者は、ソフトバンク、au、ドコモの3キャリアのみです。現時点では、楽天モバイルからの発売はなさそうです。
楽天モバイルで通話を無料にできる専用アプリ「Rakuten Link」は、現在Androidのみで配信されており、iPhoneでは使用できません。App Storeでの配信については未定とのこと。
2020年4月17日現在、iPhoneは動作保証外となっており、自身の判断で利用するように案内されています。
iPhone SE（第2世代）の発売日と予約開始日
| 予約開始日 | 発売日 | |
| Apple | 4月17日9時 | 4月24日 |
| ソフトバンク | 4月20日 | 5月11日 |
| au | 4月20日10時 | 5月11日 |
| ドコモ | 4月20日10時（※1） | 5月11日 |
※1：iPhone SEの予約ドコモオンラインショップ、ドコモホームページのみで受付。
iPhone SE（第2世代）の本体価格
キャリア別に価格を紹介します。
Apple
SIMフリー版のiPhone SEです。
| ストレージ | 価格 |
| 64GB | 44,800円 |
| 128GB | 49,800円 |
| 256GB | 60,800円 |
※2020年4月17日、Appleオンラインストアにて確認
ソフトバンク
| ストレージ | 価格 | トクするサポート＋適用時（※2） |
| 64GB | 57,600円 （1200円×48回） |
28,800円 （1200円×24回） |
| 128GB | 64,080円 （1335円×48回） |
32,040円 （1335円×24回） |
| 256GB | 78,480円 （1635円×48回） |
39,240円 （1635円×24回） |
※2020年4月17日、ソフトバンクにて確認
※2：25ヶ月目にトクするサポート＋を適用して機種変更した場合の料金です。トクするサポート＋の適用には、機種（iPhone SE2）の返却とソフトバンクで新しい機種に機種変更する必要があります。
ドコモ
| ストレージ | 価格 | スマホおかえしプログラム適用時の負担額（※3） |
| 64GB | 57,024円 （1,584円×36回） |
38,016円 |
| 128GB | 62,568円 （1,738円×36回） |
41,712円 |
| 256GB | 75,240円 （2,090円×36回） |
50,160円 |
| MNP（他社から乗り換え）の場合は、上記の金額より22000円割引が適用されます。 | ||
※2020年4月18日、ドコモからのお知らせで発表された金額です。
※3：分割代金の12回分を不要になるプログラム。36回分割で購入し、払いで、24ヶ月目までに返却した場合の金額です。
au
| ストレージ | 価格 | かえトクプログラム適用時（※4） |
| 64GB | 55,270円 | 28,750円 （1,250円×23回） |
| 128GB | 61,250円 | 31,970円 （1,390円×23回） |
| 256GB | 75,215円 | 39,215円 （1,705円×23回） |
※2020年4月20日、KDDIニュースリリース（iPhone SEの価格について）で発表
※4：25ヶ月目までに機種変更した場合の料金です。かえトクプログラムの適用は機種の返却が必要です。
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