ETC利用照会サービスになりすました迷惑メール「解約予告のお知らせ」の詳細内容と対処法

ETC利用照会サービスを装ったなりすましメールが増えています。

私のところにも、ETC利用照会サービスになりすましたフィッシング詐欺メールが届きました。

非常にわかりづらい内容となっており、本物と間違えてしまう可能性もあります。十分ご注意ください。

この記事では、ETC利用照会サービスを装ったフィッシング詐欺メールの内容、対処法について解説します。

ETC利用照会サービスを装ったフィッシング詐欺メール

詐欺メールは、「ETC利用照会サービス」になりすました偽メールです。

最初に私のもとに届いたメールを紹介します。

ETC利用照会サービスのなりすましメール「解約予告のお知らせ」

差出人:ETC利用照会サービス
件名:解約予告のお知らせ(ETC利用照会サービス)

内容は、420日間ログインがない方に送信していて、450日間ログインがないと自動的に解約されるというものです。

解約予定日が記載されており、期日までにURLにアクセスしてログインすることで継続して利用できると説明されています。

本題の通り、ETC利用照会サービスのなりすましメールで、URLにアクセスしてログインするとログイン情報を盗まれてしまいます。そして、相手にETC利用照会サービスに登録している情報やETCの利用状況などを悪用される可能性があります。

今回の詐欺メールの内容には、450日間ログインがないと自動解約されるという内容や、記載されているETC利用照会サービス事務局の電話番号など、公式の情報も書かれており、本物と間違えてしまいそうな要素が複数含まれています。

騙されないよう慎重に対応するようにしてください。

ETC利用照会サービスの詐欺メールが届いた時の対処法

今回のように、ETC利用照会サービスのメールが本物なのか、偽物なのか、わかりにくい場合があります。

下記、判断ポイントです。本物か偽物か見分けるうえで参考にしてみてください。

差出人のメールアドレスを確認する

送信者の名前は「ETC利用照会サービス」になっていますが、偽物の場合はメールアドレスが不自然なものになっています。

おかしいメールアドレスが使われていないか確認してみましょう。ETC利用照会サービスから配信されるメールアドレスは、「admin@ml.etc-meisai.jp」です。

ちなみに、ETCマイレージサービスから送信しているお知らせは「admin@ml.smile-etc.jp」が使用されています。

※2022年8月6日確認時点

ETC利用照会サービスに登録しているメールアドレスか確認する

ETC利用照会サービスに登録したメールアドレスに届いているか確認しましょう。

そもそも、ETC利用照会サービスを登録していないかもしれません。名称の似たものに、ETCマイレージサービスがあります。こちらに登録しているメールアドレスと勘違いしないよう注意してください。

登録していない違うメールアドレスに届いている場合、それはETC利用照会サービスからのメールではない可能性が高いです。

公式ページからログインする

本物か偽物かわからない段階で、メール本文のURLにアクセスするのは危険です。

今回届いた詐欺メールのURLは、URL自体は、本物のETC利用照会サービスのログインページのURLが表示されています。しかし、リンク先のURLは別のサイトにアクセスするよう内部的に設定されています。

アクセスしたときに表示されているURLやサイトデザインを良く見れば、偽物であることがわかる場合が多いですが、気づかずにログイン情報、個人情報などを入力してしまうと危険です。

本物かわからない場合は、ブラウザからETC利用照会サービスの公式サイトを検索して、本物のサイトにアクセスしてログインしましょう。

ETC利用照会サービス事務局に確認する

本物か偽物か判断できない場合は、ETC利用照会サービス事務局に相談してみましょう。

<ETC利用照会サービス事務局への問い合わせについて>

  • 営業時間:9時~18時(年中無休)
  • 電話番号:0570-001069(ナビダイヤルで発信できない場合は045-477-1262)

今回届いた詐欺メールには、本物の電話番号が記載されていました。メールに本物のETC利用照会サービス事務局の電話番号が記載されているからと言って、本物とは限りません。気を付けてください。

迷惑メールフィルターの設定をする

一度、詐欺メールが届いた場合、色んな業者にメールアドレスが出回っている可能性があります。

そのため、今回とは別のところからメールが届く可能性が十分あります。

危険なメールが届かないよう迷惑メールフィルター、拒否設定などをしておきましょう。拒否しきれない場合はメールアドレス変更も検討してみてください。

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

携帯電話業界の経験者やアプリエンジニアなどのスマホやアプリに関する専門知識を有するライターが記事を執筆しております。 初心者にもわかりやすいように難しい専門用語をできるだけ少なくし、簡潔で読みやすい記事をお届けします。