iOS13の新機能として、「不明な発信者を消音」という新しい設定項目が追加されました。
本設定は、文字通り電話に関する設定で、知らない電話番号を一括で着信拒否できるというものです。
この記事では、「不明な発信者を消音」の設定の役割や有効にした場合に発信者、着信者はどのような挙動をとるかなど、詳細内容と設定のやり方を解説します。
目次
「不明な発信者を消音」とは
「不明な発信者を消音」は、iOS13より、新たに追加された電話に関する設定項目です。
本設定は、一度もやり取りをしたことのない電話番号や電話帳に登録していない人からの電話を全て拒否することができる機能です。
知っている人からの電話以外は必要ないという方は、ぜひ設定を有効にしておきましょう。この設定ひとつでまとめて着信拒否することができる便利な機能です。
知らない電話番号だけど、出てはみたものの間違い電話だったり、営業の電話だったり、知らない電話からは迷惑電話ということも少なくありません。この設定をしておけば、そういったトラブルを回避できることでしょう。
具体的には、不明な発信者を消音の設定を有効化すると、連絡先に登録していない電話番号から電話がかかってきた時の着信音が消音(無音)になり、留守番電話に繋ぎます。
「不明な発信者を消音」を有効にした着信者側は、着信音が鳴る状態であっても、バイブに設定している場合であっても、バイブも音も出ません。
着信があったという不在着信のお知らせ、または履歴を確認して初めて着信があったことがわかります。
万が一、出なければいけない電話番号だった場合は、折り返し電話をかけなおしましょう。あるいは、もう一度、電話がかかってきそうな場合は、設定を解除しておきましょう。
「不明な発信者を消音」を有効にする
本設定は、設定アプリから簡単に設定することができます。電話アプリからの設定ではありませんので注意してください。
以上で設定完了です。
注意点
注意しておきたいのは、「不明な発信者を消音」の設定をオンにした場合、自分にとって必要な電話であっても、やり取りのしたことのない電話番号だったり、連絡先に登録していなかったりすると、消音&留守電に繋がってしまうという点。
大切な電話だったにも関わらず、本設定を有効にしていたがために、気づかず出られなかった・・・なんて事態に陥る可能性だってあり得ます。
この点に注意し、十分機能を理解した上で利用するようにしてください。重要な電話番号は、連絡先にしっかり登録されていることを確認しておきましょう。
設定している事は相手にバレる?発信者はどうなる?
因みに、発信者(電話をかけた人)は、相手がこの設定にしている事はわかりません。
発信者には、留守電を契約している場合は、留守番電話に繋がります。留守電のオプションを契約していない場合は、「ぷーぷーぷー」と話し中のような音がなって切れました。
なので、設定していたからと言って、電話をかけてきた相手にバレることはありませんが、勘の良い人は感付くかもしれません。
連絡先に登録していないのに電話がかかってくる?
「不明な発信者を消音」を有効にしている状態で、連絡先に登録していないのに電話番号から電話がかかってくる場合があります。
上記の説明でも少し触れましたが、連絡先に登録していなくても、過去にやり取りした事のある電話番号であれば連絡先に登録していなくても、通常通り着信します。
例えば、過去に電話をかけたことのある相手や電話番号を使用したメッセージ(SMS)をしたことのある相手、メールで電話番号を共有&その番号からの着信など、過去にやり取りのしたことのある相手は、連絡先に入っていなくても着信します。
あるいは、次の「緊急電話」をかけた後は、過去のやりとりや連絡先の登録有無関係なく繋がります。
緊急電話をかけた後
いつどこで何が起こるかわかりません。そんな時、緊急電話をかける事があると思います。
緊急電話をかけてから24時間は、「不明な発信者を消音」を有効にしている場合であっても、設定関係なく着信するようになっています。
最後に
スパム電話や詐欺電話、必要ない営業の電話など、迷惑な電話を撃退するには、非常に優れた機能だと思います。
1件1件、着信拒否するのも良いですが、無差別にあらゆる電話番号を用いて発信してくるスパム電話には、効果的とは言えません。
幅広い範囲で効果を発揮するのが、今回登場した「不明な発信者を消音」の機能です。注意点を理解した上で、うまく活用していきましょう!
不明な発信者を消音に設定と、着信拒否設定に優先順序がありました。
1.着信拒否設定
2.不明な発信者を消音に設定
3.発信履歴があると通常の着信をする
着信→3.が優先し着信拒否設定がしてあっても通常の着信をします。
不明な発信者を消音に設定した場合、履歴を連絡先から削除の必要があります。
非通知もここの設定ですか?