Playプロテクトの警告「あんしんフィルター」が端末に有害?原因は?通知を消すには?

ソフトバンクやワイモバイルのAndroidスマホにプリインストールされている「あんしんフィルター for SoftBank(スマホ安心サービス)」がPlayプロテクトによって、有害なアプリである可能性があると検出される事象が発生しています。この事象について、2018年7月14日より検索数が急増しはじめており、Playプロテクトが検出すると、ステータスバーに通知が表示されます。

<更新履歴>
7月16日追記:ソフトバンク公式カスタマーサポートの回答はスマホ安心サービスは、有害なアプリではないとのこと。こちらについて追記いたしました。

有害なアプリの可能性があると検出

通知を見ると、Google Playストアからの通知があることが確認できます。

Google Playストア
有害なアプリの無効化
「あんしんフィルター」はお使いの端末に有害である可能性があります。

通知をタップすると、Playプロテクトの警告画面が表示されて「アンインストール」か「アプリを保持する」の選択画面が表示します。あんしんフィルターは、プリインストールされているアプリなので消すことはできないので「アンインストール」をタップしたとしても無効化されます。

4月から5月にかけてAQUOSシリーズにプリインストールされているホームアプリも同じようにPlayプロテクトによって検出されたことがありました。

Playプロテクトの警告「AQUOSかんたんホーム」を有害の可能性があると検出

いずれも、標準搭載されているアプリで削除不可能のアプリということで非常に似た事象であるように思えます。

発生状況は?

該当アプリが入ったすべての端末で起こっているわけではありません。

私のソフトバンク端末「DIGNO J」では今のところ、Playプロテクトに検出されていません。あんしんフィルター(Ver.1.9.3)は最新ではありません。

AQUOSかんたんホームの時も徐々に検出されたとの報告が増えていったので、これから検出される可能性もあります。

有害なアプリとして検出される原因は?

Playプロテクトが検出したからと言って、「スマホ安心サービス」や「あんしんフィルター」が有害であると決めつけてはいけません。

有害な可能性があるとして検出しているだけであって、安全である可能性もあります。今回の事例のように標準搭載しているアプリが有害であるとは考えづらい部分があります。

可能性としては、本当に有害なアプリである、もしくはPlayプロテクトが誤検出したのどちらかということになります。なぜ、検出されたのかというのは、公式の発表がないので現状ではわかりません。

まずはアプリを最新バージョンにアップデートしよう

ただ、理由については触れられていませんが、ソフトバンクでも内容を確認しているとのことで、アプリを最新バージョンにアップデートすることを案内しています。

アプリバージョンが古い場合は最新バージョンにアップデートして検出されないようになるか確認して見てください。

手順

①Playストアでアプリをアップデートしてください。
Playストアを開いて、左上の【三】⇒【マイアプリ&ゲーム】をタップ。アップデート可能アプリが表示するので「あんしんフィルター(スマホ安心サービス)」があれば【更新】をタップしてアップデートしてください。

②Playプロテクトで再スキャンする
Playストア内の左上【三】⇒【マイアプリ&ゲーム】⇒【スキャンのアイコンをタップ】

Playプロテクトとは?自動スキャン設定と手動スキャンのやり方

以上で解決しない場合は、次へ。

ソフトバンクは有害ではないと回答

7月14日時点では、今回の事象について確認はしているとのことでしたが、有害なのか安全なのかの回答はありませんでした。7月16日に確認したところ、有害なアプリではないとはっきりと答えられています。また、対処としては当初と同じ、あんしんフィルターの最新バージョンへのアップデートを行い、様子をみるように案内しています。

7月18日、ソフトバンク公式サイトで本件について発表されました。最新版にアップデートすることで警告が表示しなくなるとのことです。

どうすればいい?無効化する?保持する?

あんしんフィルターアプリをアップデートしてからも再検出されるのであれば、「放置する」か「無効にする」か「保持する」かいずれかの対処をすることになります。

上記でも述べた通り、どちらに問題があるかわからない以上、個人の判断にはなってきますが、心配なら無効化しておいて、安全が確認されたら有効化するといった方法もあります。

ただし、プリインストールのアプリを無効化すると有効化するためにアプリの設定をリセットが必要になることがあるので、少し面倒になる場合もあります。下記の記事でやり方を紹介しています。

AQUOSかんたんホームを無効化して有効化できない場合の対処。ホーム設定する手順

無効(アンインストール)にしても通知を繰り返す現象

有害なアプリと検出されたので、無効にしても何度も通知が表示されてしまう、通知が消えないということがあります。

これは、AQUOSかんたんホームの時も通知が消えないといった問題がありました。これは、Playプロテクトが定期的に自動スキャンをすることで再検出されたのではないかと思います。なので、無効化して当日中は通知が消えていても翌日や翌々日になって再表示されてしまうといったことが起こる可能性があります。

通知が消えない場合(無効にしてもエラーになる)

AQUOSかんたんホームがPlayプロテクトによって有害であると検出されたときに、Google Playの公式TwitterアカウントでGoogle Playストアのキャッシュとデータを削除が案内されました。

【設定】⇒【アプリと通知】⇒【アプリ情報】をタップしてアプリ一覧が表示したら、【Google Play ストア】を選択⇒【ストレージ】⇒この画面で【データを消去】と【キャッシュを削除】のボタンがあるのでそれぞれを削除します。

以上で、通知が消える場合があります。しかし、Playプロテクトの自動スキャンによって再検出される可能性もあります。

通知を完全に表示させないなら「アプリを保持」を選択

通知をタップして、Playプロテクトの警告の画面で「アプリを保持(安全ではありません)」を選択する方法です。これは、アプリが有害の可能性があることを理解した上で使用することを了承する方法です。

該当のアプリ(あんしんフィルター)に問題がないとわかっている場合に選択する方法ですが、保持しておけば再通知されなくはなります。

2018年5月、AQUOSかんたんホームが検出された際、シャープが調査した結果、有害でないと発表しこの方法を案内しました。

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

携帯電話業界の経験者やアプリエンジニアなどのスマホやアプリに関する専門知識を有するライターが記事を執筆しております。 初心者にもわかりやすいように難しい専門用語をできるだけ少なくし、簡潔で読みやすい記事をお届けします。