ドコモ新料金プラン・旧プラン比較!ギガホ、ギガライトは値下げされたの?docomo with、月々サポート対象外の影響は?

ドコモ新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」が話題になっています。

ドコモは、従来のプランと比べ新料金プランは最大4割程度値下げしていると言います。

ですが、実際にどのくらい安くなるのか、よくわからないという方も多いと思います。

このページでは、新料金プランのギガホ、ギガライトは、従来のプランと比べどのくらい基本料金が安くなるのか解説していきます。

新料金プランと旧プランで料金を比較

今回登場したギガホ、ギガライトは、従来のシェアパックのプランとはかけ離れ、家族で分け合うということができず、それぞれが単独のプランとなっています。

詳細:ドコモのギガホ、ギガライトの家族利用の仕組み!データシェアできる?分け合えるの?

そのため、同等の条件で比較するのは難しいですが、何パターンか比較していこうと思います。まずは単独プランからどうぞ!

ギガホとウルトラデータLLパックで比較

まずは、データ容量30GBの大容量プラン「ギガホ」と従来のプランの中で同じ位置づけの「ウルトラデータLLパック(30GB)」、それからデータ容量20GBの「ウルトラデータLパック」とも比べてみます。

ギガホ ウルトラデータLL ウルトラデータL
通話プラン 6980円 980円(シンプルプラン) 
spモード 300円 
データ容量30GB 8000円 6000円 
合計(※1) 6980円
(5980円)
9280円
(7680円)
7280円
(5880円)

※1:カッコ()内の合計はドコモ光セット割を適用した場合の料金です。

この結果を見ると、ギガホ(30GB)とウルトラデータLパック(20GB)は金額的には近い。ですが、同じ30GBのプランだとギガホの方が約2000円安くなっています。

データ容量をどれだけ使っているか次第ですが、基本料金としては、新料金プランが安いことがわかります。

これまでとの違いで大きく料金に影響するのは、基本料金だけでない。docomo withや月々サポートなどが適用できない点です。月々サポートは割引額が機種によって違うのでdocomo withを例に挙げてみます。

ギガホ ウルトラデータLL ウルトラデータL
通話プラン 6980円 980円(シンプルプラン) 
spモード 300円 
データ容量30GB 8000円 6000円 
docomo with ▲1500円
合計(※1) 6980円
(5980円)
7780円
(6180円)
5780円
(4380円)

以上のように、docomo withを含めると、ウルトラデータLは1500円前後安いが、LLについてはdocomo with ありでもギガホの値段には及ばない。ウルトラデータLLを選んでいる方については、ギガホは好条件となりそうです。

ギガライトとベーシックパックで比較

次にライトユーザ向けのギガライト(新プラン)、ベーシックパック(旧プラン)で比べてみましょう。これらはいずれも4段階制の料金プランで、月間のデータ使用量に応じて料金が変動するタイプのプランです。

ベーシックパックは、シンプルプラン+spモード+ベーシックパックを足した料金です。ギガライトは通話もspモードもパッケージになっているプランです。カッコ()はドコモ光セット割適用時の料金です。

ギガライト ベーシックパック
~1GB 2980円
(2980円)
4180円
(4080円)
~3GB 3980円
(3480円)
5180円
(4980円)
~5GB 4980円
(3980円)
6280円
(5480円)
5GB以上 5980円
(4980円)
8280円
(7480円)

以上のように、基本料金だけを見ると、ギガライトの方が圧倒的に安くなっていることがわかります。

次は、docomo with適用中のベーシックプランを見てみましょう。

ギガライト ベーシックパック-docomo with
~1GB 2980円
(2980円)
2680円
(2580円)
~3GB 3980円
(3480円)
3680円
(3480円)
~5GB 4980円
(3980円)
4780円
(3980円)
5GB以上 5980円
(4980円)
6780円
(5980円)

docomo with(▲1500円割引)込みだと、少しベーシックパックの方が安くなります。

家族で利用する場合は?

ドコモの契約者の約7割が家族3人で契約しているそうです(2019年4月15日発表会にて)。

パターン1:家族3人で30GB

家族3人でデータ容量30GB(ウルトラシェアパック30)のファミリーが新料金プランに変更した場合。このファミリーは、父6GB+母1GB+子供23GB=30GBを想定。

旧プラン 子供
シンプルプラン 980円 980円 980円
spモード 300円 300円 300円
データ定額 13500円 500円 500円
合計 14780円
(12280円)
1780円 1780円

3人で合計18340円、ドコモ光セット割ありでしたら15840円。3台ともdocomo withありでしたら、13840円、docomo with+ドコモ光セット割込みで11340円。

新料金プラン 子供
基本料金 6980円
(ギガホ)
2980円
(ギガライト1GBまで)
6980円
(ギガホ)
みんなドコモ割 ▲1000円 ▲1000円 ▲1000円
合計 5980円
(4980円)
1980円
(1980円)
5980円
(4980円)

父は6GBで微妙なところですが、ギガホで計算してます。

3人で合計13940円、ドコモ光セット割ありでしたら11940円。

パターン1では、docomo withを全員が適用している家族であっても、合計額は同じくらい。なので、父と子供は30GBにして計算しているので使える容量が増えるので条件的には新料金プランの方が良いです。

パターン2:家族3人で5GB

家族3人で家族3人でデータ容量5GBまで(ベーシックシェアパック)に抑えているファミリー。父1GB+母1GB+子供3GB=5GBまでを想定。

旧プラン 子供
シンプルプラン 980円 980円 980円
spモード 300円 300円 300円
データ定額 6500円 500円 500円
合計 7780円
(6980円)
1780円 1780円

3人で合計11340円、ドコモ光セット割ありでしたら10540円。3台ともdocomo withありでしたら、6840円、docomo with+ドコモ光セット割込みで6040円。

新料金プラン 子供
基本料金 2980円
(ギガライト1GBまで)
2980円
(ギガライト1GBまで)
3980円
(ギガライト3GBまで)
みんなドコモ割 ▲1000円 ▲1000円 ▲1000円
合計 1980円
(1980円)
1980円
(1980円)
2980円
(2480円)

3人で合計6940円、ドコモ光セット割ありでしたら6480円。

パターン2の場合は、3人ともdocomo with適用中なら、旧プランの方が良いですし、docomo withがないなら新プランの方がかなり安くなります。

結局どっちが安いの?

1人で利用している場合であっても、家族で利用している場合であっても、基本料金だけを見ると新料金プランの方がかなり安いです。

ですが、docomo withを適用中だったり、月々サポートが適用中だったりすると、旧プランの方がお得になるケースがあります。月々サポートは割引が少額の場合もあるので一概には損得判断できません。

基本的には、今のプラン(旧プラン)でどれだけの割引を受けているかが重要になります。割引が莫大な金額だとプランを変えない方がいいですし、割引がない場合はプラン変更した方が安くなります。

ただし、今使っている機種を端末購入サポートで購入し、まだ1年以内の場合は解除料がかかるのでプラン変更に注意してください。

どっちがお得になるかは契約内容次第。ドコモショップで料金の相談をしてみることをおすすめします。

仮に、プランを変えると損するのであれば新料金プランに変更しなければ、旧プランのまま使い続けられるので、手続きはしないで今まで通り使いましょう。新料金プランの方が安いのであれば、プラン変更の手続きをしてください。

家族で1人だけ新料金プラン変更するテクニック

プラン変更するにあたって、例えば、父・母はdocomo with適用中で、子供は割引がないという場合もあります。そういう場合は、割引が適用されていない子供の回線だけを新料金プランに切り替えるといった方法も良いです。

例えば、父・母・子供で30GBのプランにしている。父と母はほとんどつかわない。子供が30GBの大半を使用する。

そうすると、父と母だけdocomo withが適用しているので旧プランのまま置いておいて、子供をギガホにする。そして、もともとの3人で30GBだったプランは、父・母だけになるので30GBもいらないから5GBに落とす。

具体的にする手続きは、父、母の料金は、ウルトラシェアパック30(13500円)からベーシックシェアパック5GB(6500円)に変更する。これで7000円ほど安くなります。子供はギガホ(5980円)に変更する。今までよりも子供はたくさん容量を使えて、トータル3人分の料金は安くなります。

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