2016年4月から電力自由化がスタートする事はみなさまは、ご存知でしょうか?国内の家庭向け電力供給が完全自由化されます。
これまでは、国が定める一般電気事業者である北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、 関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の10社が独占提供をしていました。
ここに、新しく電気事業者が参入し、電気事業者を自由に選ぶことができるようになります。その中に、au、softbank、docomoの3社も参入する予定になっています。他にも、多数の異業種が参入を予定しています。
電力自由化のメリットとデメリット
電力自由化により、多数の電力事業者を選ぶことができるようになり、電気料金プランの多様化、電力事業者間の競争がはじまり、電気代の値下げなど、料金面で利用者側にメリットが生まれます。
また、異業種とのセット割が考えられます。例えば、auでんきであれば、au携帯とauでんきをセットで利用する事でなんらかのメリットが設定される可能性が高いです。このようなセット割引がはじまり、セットで使う事で利用者がさらにお得になると言うサービスの展開が予想されます。
しかし、報道では「一般に3%以上割安になると顧客が動くといわれており、その水準を視野に割引率を決める見通し」と言う事もあり、大幅な値下げはしばらくはなさそうです。
電力を完全自由化を行っている国には、電気代が値上がり傾向にあるところもあるそうです。これまでは、電気代を国が規制し、高くしすぎないようにしていたが、電力自由化に伴い規制が緩くなり、逆に高くなる可能性もあるようです。
また、一番心配されているのが、電力供給の安定性です。アメリカのカリフォルニアで起こった、2003年の大停電は、電力自由化により予備力が減ったことにより起こったと言われているのでそれなりのリスクはあるようです。利用者としては、電気料金の金額と電力の安定性が心配されています。
携帯大手が参入する電力事業とは、電力の小売全面自由化よる電力事業への参入で、今までと同じで大手電力会社である一般電気事業者が電力を発電し供給するので品質はかわらないようです。
なので停電になる可能性は今までと変わらないようです。今までと同じ大手電力会社の電力を使い、購入元が変わると言ったイメージ。また、海外では電気料金が高くなると言った話もありましたが、電力自由化による国の目的は、電気料金の抑制と言うこともある為、しばらくは高くなることは考えにくいです。
さいごに
auでんき、ソフトバンクのでんきはじまりますという名称で電力販売を展開しています。ドコモのHPでは、まだ掲載されていないようです。
今では、ユーザーも増えている格安SIM事業も元は、ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手通信事業者が独占して利用していましたが、異業種の参入で格安料金でのスマホを提供しています。しかし、3大キャリアと比べて料金は安いが、通信速度が遅いなどの問題もでています。
しかし、料金が安くなってお得だと言う方も多くいます。それは、利用者に合った事業者選ぶことで問題は、解決されています。電力の自由化も利用者にあった事業者選びが大切になってくるのではないでしょうか。
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