iPhoneに「AirTagはあなたと一緒に移動しています」と表示する原因と対処法

iPhoneやApple Watchに「AirTagはあなたと一緒に移動しています」と表示されたことはないでしょうか？

これは他人のAirTagと一緒に行動している場合に表示されるようになっています。

「家族がAirTagを自分の車に置き忘れた場合」「何者かが自分のカバンなどに入れ込んだ場合」など、単なる忘れ物の可能性もあれば、悪意あるものによって仕掛けられたものである可能性もあります。

持ち主からはAirTagの位置情報がわかるため、もし誰かに仕掛けられたものなら、何者かに自分の行動を監視されている可能性もあります。

この記事では、「AirTagはあなたと一緒に移動しています」と表示する原因と対処法を解説します。

AirTagはあなたと一緒に移動していますが表示する原因

「AirTagはあなたと一緒に移動しています」の通知される原因は、誰かのAirTagを持ち歩いている場合に表示します。

具体的には、下記の条件を満たした場合に通知される可能性があります。

一例ですが、下記のような事が起きて通知が表示しているかもしれません。

怖いのは、ストーカーなどによって仕掛けられた場合です。ストーカーによるものであれば、例えば、車の見えない場所に張り付けられていたり、カバンなど持ち物の中に隠されていたり、プレゼントされたものの中に入っているなどの可能性が考えられます。

AirTagはあなたと一緒に移動していますと表示した時の対処法

「AirTagはあなたと一緒に移動しています」の通知が表示された場合は、通知元のAirTagを探したり、持ち主を調べたりすることができます。

下表は一例ですが、主な対応方法になります。

次項より、詳しい手順を紹介しています。ひとつずつ丁寧に確認してきましょう。

※動作確認環境：iPhone 13 Pro（iOS15.6）

サウンド再生する

サウンドを再生することで、通知の原因となっているAirTagを探すことができます。

下記の手順でAirTagを鳴らして、AirTagを探してみましょう。

デバイス情報を調べる

AirTagとiPhoneを近づけることで、該当のAirTagのシリアル番号と持ち主の電話番号下4桁を調べることができます。

＜AirTagのデバイス情報を調べる方法＞

1. iPhoneの上部をAirTagに近づけます。
   
2. 画面上の【該当ページへのリンク】をタップします。
3. AirTagについての詳細情報が表示します。

AirTagの所有者がわかる場合、わからない場合、危険の有無で次に取る行動が変わります。

AirTagを無効化する

AirTagの位置情報は持ち主が調べることができます。

自分の位置情報をAirTagの持ち主に知られたくない場合は、AirTagのバッテリーを外すことで無効化することが可能です。

警察に相談する

危険を感じる場合は警察に相談しましょう。たとえ知り合いのAirTagであっても危険はないとは限りません。

ただし、AirTagを警察署に持ち込むと、警察署に行ったことが持ち主にバレる可能性があります。

電話で相談することも可能です。冷静になって状況に応じた適切な対応を取るようにしましょう。

持ち主にそのまま返す

友だちが部屋に忘れて行った場合など、あきらかに危険性がなければ、そのままAirTagを返してあげましょう。

ただし、知り合いのAirTagであっても、自分のカバンや車などに隠されている、入れられている場合は、場所を追跡しようとしている可能性があるかもしれません。

危険を感じる場合は、警察に相談するなどの別の対応が必要になります。

セーフティ通知を一時停止する

セーフティ通知が必要ない場合は、一時的に停止しておくことができます。

危険性のないAirTagによる通知である場合は、通知を停止しておいても問題ありません。

＜セーフティ通知を一時停止する方法＞

1. 通知をタップします。
2. 【セーフティ通知を一時停止する】をタップします。
3. 【今日は一時停止】をタップします。

セーフティ通知が消えた場合

「AirTagはあなたと一緒に移動しています」の通知が通知センターから消えてしまった場合は、「探す」アプリからアクセスすることが可能です。

＜セーフティ通知が消えた場合の対処法＞

1. 探すアプリを開きます。
2. 【持ち物を探す】をタップします。
3. 【あなたが所持中の見つかった持ち物】をタップします。
4. 不明なAirTagが検出されるので、タップして詳細を開けます。