MVNOとMNOの関係と利益の仕組み

MVNOとMNOの関係と利益の仕組み

回線を借りて格安SIMを提供してる事業者(MVNO)は、どのように利益を出しているのか?そして、MVNOに回線を貸している事業者(MNO)はどのように利益を出しているのか?今回は、各事業者がどのように利益を出し、どのようなメリットがあるのか?を調べてみました。

MVNO(仮想移動体通信事業者) = OCN モバイル ONE、楽天モバイル、UQ mobile、mineo(マイネオ)、DMM mobileなど格安SIM事業
MNO(移動体通信事業者) = ドコモ・au・ソフトバンク

MVNOは、どのように利益を出しているか?

月額料金を得る事で利益を得る。端末の販売などで利益を得る。などユーザーから直接利益を得ています。ユーザーを増やす程毎月の利益が大きくなっていきます。

回線を貸す側のMNOのメリットは?

MVNOは、回線を借りて格安でSIMを提供しています。ドコモから回線を借りて格安SIMを提供している事業者がほとんどである。それでは、回線をMVNOに貸しているMNOにメリットは、あるのだろうか?

※分かりやすいようにここからは、MNO=ドコモ、MVNO=格安SIM会社として書いていきます。

ドコモが格安SIM会社に回線を貸す理由、格安SIM会社にドコモユーザーが乗り換えて、ドコモユーザーが減ってしまうのでは?と思った方は、いないだろうか?

MNO儲けの仕組み

ドコモが回線を貸している仕組みは回線の卸売である。回線の太さの単位で月額いくらかで格安SIM会社に売る事で利益を、出しているようです。卸値は、回線の太さで決まり、10Mbpsから1Mbps単位で選ぶ事ができます。この卸値は、年々寝下がっており、5年前に比べて10分の1の卸値になり、10Mbpsで約120万円の卸値になっている。つまり、ドコモは、回線10Mbpsを月100万以上で貸し出し、格安SIM会社から利益を得ていると言う事です。

MNOユーザーは、減らないの?

ドコモユーザーが格安SIM会社に乗り換え減ってしまえば、最終的には、ドコモのメインの利益であるドコモユーザーからの携帯代金が少なくなってしまうのでは?

ドコモの回線を使ってドコモでカバーしていない低価格・低速の領域で市場が広がったことは、ドコモにとって良い事。スマホの料金が高いからガラケーを持っていたと言うユーザーが格安SIMから始め、もう少しデータ通信量を増やしたいと言う人は、ドコモへアップグレードすればいい。

ドコモの料金を下げればどうなるか?

MVNOに回線の貸し出しをしないで、ドコモの料金を下げたり、カバーしていないプランの提供をはじめると、まずはじめに動くのが価格に敏感なユーザーであり、収支面で難しくなる傾向にあるようです。

最後に

MVNOとMNOはお互いのいいところを合わせて、携帯市場の拡大化をすると共に有益な関係にあるようです。難しい内容だと思いますが、ご参考になれば幸いでございます。

参考元
ITmedia Mobile

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