iPhoneの充電できない、充電器が反応しない原因と対処方法

iPhoneやiPadなどを使っていると、毎日充電している方も多いことだと思います。バッテリーが弱ってきたり、利用時間の長い方でしたらモバイルバッテリーを持ち歩いたりなどして頻繁に充電してバッテリー残量を保っている方も多いのではないでしょうか。

そんなiPhoneですが、ある日突然ライトニングケーブルを挿しても充電ができなくなってしまった、充電が増えなくなってしまったということが起こることがあります。故障か?と思っても案外簡単に解決するケースもあります。

このページでは、iPhoneの充電ができない、反応しない原因と対処方法をパターン別にご紹介します。充電出来ない時に、よくある原因を書いています。(iPadやiPod touchをご利用の方もご参考にして頂ければと思います。)

充電できない原因はiPhone本体か充電器か調べよう

iPhone本体か充電器か、どちらに原因があるか調べてみましょう。

充電器を2つ持っていたり、iPhoneやiPadなどAppleデバイスを2台持っていたりする場合は、他の充電器、デバイスで充電できるか試してみましょう。

例えば、充電器A、充電器Bの2本をお持ちの場合、iPhoneにそれぞれ差し込んで問題を特定しましょう。充電器Aで充電できるが、充電器Bで充電できないなら問題は充電器Bに問題がある可能性が高く、どちらも充電できないのであればiPhone側に問題がある可能性が高いと判断できます。

例外として、モバイルバッテリーや特定のコンセントを利用したときに発生するのであれば、iPhoneやケーブルの問題ではない可能性が高いです。

iPhone本体がフリーズしている

フリーズしていると、充電器を挿しても反応しません。強制再起動することで簡単にフリーズから復旧させることができます。故障して画面がつかなくなったと思ったら、画面が真っ暗な状態でフリーズしてしまっているということもあります。トラブル時は強制再起動で解消することも多いのでお試しください。

以下、強制再起動は機種によって操作が違います。

<iPhone8シリーズ以降のモデル>

次の順にボタンを押していってください。【音量を上げるボタンを押す】⇒【音量を下げるボタンを押す】⇒Appleのロゴが出るまで【サイドボタン(電源ボタン)を長押し】

<iPhone7、iPhone7Plus>

電源ボタン(スリープボタン)と音量下げるボタンを同時に10秒以上長押し

<iPhone6s以前のモデル>

電源ボタン(スリープボタン)とホームボタンを同時に10秒以上長押し

iPhoneの充電が全くない

充電残量を完全に使い切り、全く充電がない状態になっていると、ライトニングケーブル(充電ケーブル)を挿しても何の反応もありません。

充電ができていないと勘違いしてしまうかもしれません。充電が全くない場合は、ライトニングケーブルを挿したまま、数時間は様子を見てみよう。ある程度、充電ができれば自動的にiPhoneの電源が入ります。

このアクセサリーは使用できません

iPhoneに充電ケーブルを挿しても「このアクセサリは使用できません」、「このアクセサリは使用できない可能性があります」などのメッセージが表示されて充電できないことがあります。

接触不良であれば、何度かケーブルを抜き差しすれば、充電できるようになるケースが多いです。

原因として、使用している充電ケーブルがApple純正品でないものを使用しているとよく表示されます。私の100均で買ったケーブルは毎度のようにでます。

また、差し込み接触部、iPhone側、ケーブル側のそれぞれの端子部が汚れていることで表示することがあります。きれいに掃除してから再度充電を行ってみてください。

現在使用している充電ケーブルが純正品でないなど問題があるようであれば、正規品を利用するようにしてください。

充電器、充電ケーブルが故障している

充電ケーブルが何らかの原因により、故障している可能性があります。他の充電器を使って、充電できるか確認してみてください。充電できない場合は、その充電器に問題がある可能性が高いです。

充電部に汚れがある場合、接触不良を起こすこともあります。端子部をきれいに掃除してください。

また、ライトニングケーブルでは、ライトニング端子差し込み側の根元が断線する故障が多いです。

断線してしまったという方は、次は故障しないようにしっかり対策しておこう。⇒iPhoneライトニングケーブル断線・故障対策と無料交換の方法

バッテリーの寿命・不良

バッテリーは消耗品のため、徐々に弱っていきます。寿命が来たのであれば、充電できなくなる直前は、バッテリー持ちがものすごく悪くなっていることが考えられます。

最近、iPhoneの調子が悪くなかったか思い返してみてください。長年利用しているiPhoneで、最近充電持ちがすごく悪かったというのであればバッテリーの寿命がきたということも十分考えられます。

iPhoneを購入して間もないというのであれば、単なるバッテリー不良や本体の初期不良などが考えられます。携帯ショップなど購入したお店に相談してみてください。初期不良であれば交換してもらえます。

iPhoneの一時的な不具合

正常に動作しているように見えても、不具合が起きていて充電を開始しない事が稀にあります。

以前、iPhone 11 Proをいつも通り充電ケーブルを挿しても、反応はなく充電を開始しない事がありました。他のiPhoneを同じケーブルを使って充電する事が出来る状態で、iPhone 11 Proはフリーズなどはしておらず、操作は普通にできる状態でした。

一時的に不具合が起きていたようで、本体の電源を切って入れなおしてみると、充電できるようになりました。見えないところで不具合が起きている事もあるので、何か異変を感じたら再起動することで改善できるかもしれません。

iPhone本体が故障している

上記の方法で改善しない場合は、単純に充電端子や基盤などiPhone本体が故障している可能性があります。

本体の故障であれば、修理か機種変更のどちらかになります。もちろん、購入してまだ数日しかたっていないなどであれば、初期不良の可能性が高いので、販売店に相談してみてください。

充電できているがバッテリー残量が増えない場合

全く充電できないというわけではなく、充電マークになっているが充電残量がいつまでたっても増えない。1時間充電したのに5%しか増えていないなどといったことがあります。

いつもできていた充電であれば、何が原因でバッテリーを消費しているのか確認してください。何かのアプリが起動して大量にバッテリーを消費している可能性があります。

もしくは、バッテリー残量が80%で止まる場合は、iOS13で追加された「最適化されたバッテリー充電」の設定が関係している可能性があります。iOS13以降のバージョンを利用している場合はこちらの確認も行ってください。

最適化されたバッテリー充電について

iOS13の最適化されたバッテリー充電の設定などの詳細については下記リンク先の記事で紹介しています。

詳細:iPhoneの充電残量が80%から増えない。iOS13の最適化されたバッテリー充電について

バッテリーの消耗を確認する

確認方法は、設定アプリを起動し、【バッテリー】を開くと「バッテリーの使用状況」という項目でバッテリーを消費している順番にアプリが表示します。一番上にあるアプリがバッテリーを一番使っているものになります。

あまり使っていないアプリで占めている割合が異常に高くなっているのであれば、そのアプリが不具合を起こしていることも考えられます。バックグラウンドで起動している場合は停止、使っていないアプリであればアンインストールしてけしてください。対処出来たら充電を試してください。

そのほか、電源を切った状態で充電をする、省電力モードにして充電をする方法も効果的です。

以上で改善しないのであれば、ケーブルやiPhoneの故障や不具合を疑わなくてはならない。

・iPhone再起動
・プラグ・ケーブル・端子を繋ぎなおす
・汚れをきれいにする(特に接触部)

をして、改善を図ってください。

だめなら、

・他のケーブルで充電できるか確認

原因を特定してください。ケーブル、iPhoneの原因なら修理や買い替えなどが必要になりそうです。

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

携帯電話業界の経験者やアプリエンジニアなどのスマホやアプリに関する専門知識を有するライターが記事を執筆しております。 初心者にもわかりやすいように難しい専門用語をできるだけ少なくし、簡潔で読みやすい記事をお届けします。