2019年のiPhone11シリーズに続く、2020年モデルのiPhone12シリーズが発売すると言われています。
2020年4月に「iPhone SE(第2世代)」が発売されたばかりですが、5G対応も期待されているiPhone12シリーズを注目されている方も多いと思います。
この記事では、iPhone12シリーズに関するスペック、価格、発売日などの噂・予測をご紹介します。
今回紹介する内容は、あくまでリーク情報や噂、予測の話です。Appleが発表した情報ではありませんので、参考程度にご覧ください。
目次
iPhone 2020年モデルの名称は?
11シリーズは3モデルでしたが、iPhone12シリーズではプロモデル2機種とスタンダードモデル2機種の合計4機種の発売が噂されています。
- 6.7インチ:iPhone 12 Pro Max
- 6.1インチ:iPhone 12 Pro
- 6.1インチ:iPhone 12(またはiPhone 12 Max)
- 5.4インチ:iPhone 12 mini(またはiPhone12)
※本記事では、6.1インチをiPhone12、5.4インチをiPhone 12 miniとして紹介していきます。
プロ2機種が上位版の位置付けになります。iPhone12シリーズでは、iPhone11のようにProよりも性能を抑え、価格を抑えたiPhone12があり、さらにもう一台、5.4インチのコンパクトモデルとして、iPhone12 miniが登場すると言われています。
iPhone12シリーズに関する噂と予測
ディスプレイ
4機種とも有機ELディスプレイに対応。
モデル | iPhone 12 Pro Max | iPhone 12 Pro | iPhone12 | iPhone12 mini |
ディスプレイ | 6.7インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 5.4インチ |
Super Retina XDRディスプレイ オールスクリーンOLED 2,688 x 1,242ピクセル解像度、458ppi |
Super Retina XDRディスプレイ オールスクリーンOLED 1,792 x 828ピクセル解像度、326ppi |
本体のサイズや重さは?
モデル | サイズ | 重量 |
iPhone12 Pro Max | 161mm×78.0mm×8.1mm | 230g |
iPhone12 Pro | 146mm×73mm×8.1mm | 190g |
iPhone12 | 151×76×8.3mm | 196g |
iPhone12 mini | 130.8mm×63.75mm×8.3mm |
デザイン・ボディ素材
iPhone12シリーズは、iPhone11シリーズなどと同じ、ホームボタンを搭載しないノッチデザインです。
iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro MaxはiPhone11シリーズよりもノッチとベゼルを狭くしたデザインになると噂されています。実現すれば、ディスプレイの占有率がさらに高くなります。
ディスプレイやフレーム部は、iPhone 11 ProやiPhone 11 Pro Maxのデザインから変更され、iPhone5シリーズやiPad Proフラットなデザインが採用されそうです。
ボディ・フレーム素材は、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxは、ステンレススチール。iPhone12はアルミニウムを使用します。
カラーバリエーション
iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxに新色としてネイビーブルーが追加されるとの情報があります。iPhone 11 Proで追加されたミッドナイトグリーンは廃止されると思われます。
よって、スペースグレイ、シルバー、ゴールド、ネイビーブルーの4色。
スタンダードモデルのiPhone12は、iPhone11のような位置付けから6色ほどのカラフルな機種となりそうです。iPhone12 miniも同じようなカラーになると思われます。
ブラック、ホワイト、イエロー、パープル、ブルー、オレンジ、グリーン、レッドなどが予想されています。
カメラ
iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxはトリプルカメラ+LiDARスキャナー。クアッドカメラが搭載されるとの噂も出ています。
iPhone12、iPhone12 miniはデュアルカメラが搭載されます。
モデル | カメラ性能 |
iPhone 12 Pro、Max | 超広角:1200万画素、F値2.4&120°視野角 広角:6400万画素、F値1.8 望遠:1200万画素、F値2.0 |
iPhone12、mini | 広角:6400万画素、F値1.8 超広角:1200万画素、F値2.4 |
5Gの対応は?
全モデル5Gに対応すると言われています。
iPhone12、iPhone12 miniは、Sub6をカバー。iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxは、Sub6とミリ波に対応。
モデル | 周波数帯 |
iPhone 12 Pro Max | Sub6、ミリ波 |
iPhone 12 Pro | Sub6、ミリ波 |
iPhone12 | Sub6 |
iPhone12 mini | Sub6 |
5Gの周波数帯は、6.0GHz帯未満の周波数帯「Sub6」と高周波数帯の「ミリ波」が利用されています。ミリ波はSub6よりも超高速通信に対応しています。
しかし、2020年5月現在、5Gサービスが開始したばかりでまだまだエリアは限られています。ミリ波は高速通信が可能ですが、Sub6よりもエリアはさらに狭いです。
ちなみにAndroidでは、arrows 5G、Galaxy S20+ 5Gなどがミリ波に対応しています。
プロセッサ
毎年そうですが、秋の新型iPhoneには、最新のプロセッサが搭載されてきました。
例年通りなら、iPhone12シリーズには、A14 Bionicチップ、第4世代のNeural Engineが搭載されることになります。
A13 Bionicチップは、A12 Bionicチップと比べ、20%高速化、40%省電力になっています。A14 Bionicチップでもさらなる進化をすることでしょう。
メモリ・RAM
上位版のプロモデルは、メモリ6GBを搭載。iPhone11シリーズは4GBでしたが、さらに高性能になっています。
モデル | RAM |
iPhone 12 Pro、Max | 6GB |
iPhone12、mini | 4GB |
Androidの5G対応機種はメモリ12GBを搭載している機種もあるので、5Gに対応するiPhoneで6GBを搭載しても不思議ではありません。
ストレージ容量
iPhone11シリーズにあった64GBは廃止され、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxには128GBを追加。iPhone12、iPhone12 miniは、128GBと256GBのみになるようです。
モデル | ROM |
iPhone 12 Pro、Max | 128GB、256GB、512GB |
iPhone12、mini | 64GB、128GB、256GB |
リフレッシュレート120Hz
リフレッシュレートは、画面表示の書き換えを値で表したもの。Hzの数値が大きいほど1秒間あたりの書き換えが多く、操作に正確で滑らかな動きとなります。
モデル | リフレッシュレート |
iPhone 12 Pro Max | 120Hz |
iPhone 12 Pro | 120Hz |
iPhone 12 | 60Hz |
iPhone 12 mini | 60Hz |
iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxのみでは、ProMotionテクノロジー(リフレッシュレート120Hz)を搭載。これまでのiPhoneはいずれもリフレッシュレート60Hzです。
AndroidではPixel 4シリーズは90Hz、Galaxy S20シリーズは120Hz、AQUOS zero2は240Hzのリフレッシュレートに対応しています。
iPad Proでは2017年の第2世代より、リフレッシュレート120Hzに対応しています。これにより、普段の操作や動画視聴、ゲームのプレイなど、あらゆる場面でより快適な環境を実現できます。
下記の動画では、リフレッシュレート60Hzと120Hzしています。スクロール、Apple Pencilなどの動きの違いがよくわかります。
バッテリー容量と共有機能
iPhone 12 Proのバッテリー容量は、iPhone 11 Pro Maxと比べて、約10%増量。iPhone 12 Pro Maxはそれ以上の容量になるはずです。
充電は変わらず、Lightningケーブルによる充電とワイヤレス充電に対応するものだと思われます。
iPhone11の時と同じく、iPhone12でもUSB Type-Cの対応するのではないかと言われているので、Lightning端子からの切り替えの可能性があります。
また、iPhone11でも噂されていたデバイス間のバッテリー共有機能のリーク情報も出ています。これが実現した場合、Apple WatchなどのApple製品にバッテリーを分け与えることができます。
生体認証:顔認証とディスプレイ埋め込み型の指紋認証
iPhone11シリーズと同じく、Face ID(顔認証)に対応しています。認証性能がより進化したFace IDになります。
iPhone11シリーズ発売前にも噂されていたディスプレイ埋め込み型の指紋認証(Touch ID)にも対応するモデルが発売するかもしれません。
Androidでは、ディスプレイ埋め込み型の指紋認証は一部の機種で対応しています。OPPO RENO Aの場合は、設定しておければ画面の下の方に指紋センサーが表示し、指を当てることで認証できます。
価格
現在出ている情報では、下記表のドルが有力です。日本円は旧モデルの情報も併せて予想した価格。
モデル | 価格 |
iPhone 12 Pro Max | 128GB:1099ドル、119,800円 256GB:1199ドル、127,800円 512GB:1399ドル、151,800円 |
iPhone 12 Pro | 128GB:999ドル、106,800円 256GB:1099ドル、119,800円 512GB:1299ドル、141,800円 |
iPhone 12 | 128GB:749ドル、79800円 256GB:849ドル、90800円 |
iPhone 12 mini | 128GB:649ドル、69800円 256GB:749ドル、79800円 |
iPhone11シリーズの価格は次の通りです。Appleオンラインストアでの発売当初の金額です。
容量 | 64GB | 256GB | 512GB |
iPhone11 Pro Max | 119,800円 | 135,800円 | 157,800円 |
iPhone11 Pro | 106,800円 | 122,800円 | 144,800円 |
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
iPhone11 | 74,800円 | 79,800円 | 90,800円 |
発売日・発表日
新型iPhoneの発売は、例年通りであれば9月発売になりますが、新型コロナウイルスの影響でiPhone12シリーズは、10月発表、10月以降発売となる模様です。
iPhone12、iPhone 12 Proは10月発売、iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxは11月発売になるとのリーク情報があります。
機種 | 発表日 | 予約開始日 | 発売日 |
iPhone12、iPhone 12 Pro | 2020年10月14日 | 2020年10月16日 | 2020年10月23日 |
iPhone 12 mini | 2020年10月14日 | 2020年11月6日 | 2020年11月13日 |
iPhone 12 Pro Max | 2020年10月14日 | 2020年11月13日 | 2020年11月20日 |
iPhone11シリーズ | 2019年9月11日 | 2019年9月13日 | 2019年9月20日 |
iPhone XSシリーズ | 2018年9月13日 | 2018年9月14日 | 2018年9月21日 |
iPhone XR | 2018年9月13日 | 2018年10月19日 | 2018年10月26日 |
正式発表。Apple公式の情報です。
- iPhone12、iPhone 12 Pro:10月16日21時予約開始、10月23日発売
- iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro Max:11月6日予約開始、11月13日発売
※日本時間です。
取り扱いキャリア、楽天モバイルからの発売はある?
キャリアからは、今まで通り、ソフトバンク、au、ドコモから発売されると予想できます。
2020年4月から正式にMNOサービスを開始した楽天モバイルの取り扱いも期待したいところですが、現時点ではiPhoneの取り扱いはないため、iPhone12シリーズの販売はないように思います。2020年7月にiOS向けRakuten Linkが対応したため、今後に期待です。
iPhone11やXSシリーズと同様、SIMフリー版を購入して使用することはできると思われます。
ありがとうございます