MVNO(格安SIM事業者)は、docomo、au、SoftBankなどの大手キャリアの通信回線を借りて、格安SIMの提供を行っています。年々卸値が安くなっていますが、今年も各社、20万円ほど値下がりしています。MVNO(格安SIM事業者)も私たちが携帯を契約するのと同じように、MNO(ドコモ、auなど)に、月額料金を支払って、回線を契約しています。
【専門用語チェック】
MVNO(回線を借りている事業者、格安SIM事業者):mineo、楽天モバイル、OCN モバイル ONE、IIJmio、ビッグローブSIMなど
MNO(回線を貸している事業者):ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル
MVNO接続料の卸値
※10Mbpsの月額料金表
docomo | au | SoftBank | |
2014年 | 約123万円 | 約275万円 | 約351万円 |
2015年 | 945,059円 | 1,166,191円 | 1,352,562円 |
2016年 | 785,509円 | 967,983円 | 1,166,697円 |
ちなみに、ワイモバイル 2015年4,000,000円⇒2016年は発表待ち(2016年4月3日確認)
毎年、MVNOが支払う額が安くなっている事がわかります。MVNOがわたしたちに提供している格安SIMが値下がりしているのは、MNOへの支払いが安くなったことも理由にあります。しかし、基本料金の値下げの理由は同業者間の競争が一番の要因でしょうか。
また、接続料が安くなると、MVNOは、回線の増設を行いやすくなります。すると、わたしたちが格安SIMの回線が安定化され、回線速度も上昇します。現在は、ケータイ・スマホの利用者の約1割が格安SIMを利用していますが、今後、格安SIMの条件がよくなっていくことが予想できますので、利用者も増加していくことでしょう。
現状のMVNOは、ほとんどがドコモの格安SIMになっています。料金やブランド力などの条件からでしょうか。auの回線は、少ないながら存在していることもあり、au回線を用いた回線は割と人気があります。現在、ソフトバンク系の格安SIMはありませんが、そういった理由や値下げなどで今後、ソフトバンク回線の格安SIMも登場するかもしれません。
コメントを残す