PayPayでバーコード支払いができない不具合・バグの対処法【iPhone＆Android】

PayPayの支払い方法のひとつに、店頭のレジにあるバーコードリーダー（スキャナー）でPayPayに表示されたバーコードを読み取ってもらって支払いができる「バーコード支払い」があります。

セブンイレブンやダイソーなどの多くのお店で利用できますが、レジでPayPayのバーコードを提示した際に読み取れなかったり、バーコードが表示されなかったり、バーコード支払いができないことがあります。

このようなトラブルが発生した時は、どのような対応を取れば良いのでしょうか？

この記事では、PayPayでバーコード支払いができない不具合・バグの対処法を解説します。

1 PayPayでバーコード支払いができない原因
2 PayPayでバーコード支払いができない時の対処法

PayPayでバーコード支払いができない原因

PayPayでバーコード支払いができない場合、下記のような原因が想定されます。

＜主な原因＞

スマホの画面が暗すぎる
PayPay残高が足りない
PayPayが設定している利用金額の上限
自分で設定した利用可能額を超過している
PayPayのバグ・不具合
PayPay側の障害

状況別の原因は、下表の通りです。

状況	主な原因
レジのバーコードリーダー（スキャナー）でバーコードを読み取れない	スマホの画面が暗い、スマホの画面が汚れている、バーコードリーダー（スキャナー）が汚れている、バーコードリーダー（スキャナー）の故障
エラーが表示する	残高不足、利用金額の上限、制限されている
PayPayアプリで支払い用のバーコードが表示されない	PayPayやスマホのバグ・不具合、通信できない状態

PayPayでバーコード支払いができない時の対処法

下表は、PayPayでバーコード支払いできない時の原因と主な対処法です。

原因	主な対処法
スマホの画面が暗すぎる	スマホの画面を明るくする
スマホの画面・フィルムが汚れている	画面の汚れを拭き取る、保護フィルムを剥がす
PayPay残高が足りない	チャージする（PayPayポイントが使えない店もある）
PayPayが設定している利用金額の上限（※1）	しばらく時間を置く、別の方法で支払う、本人確認をする
自分で設定した利用可能額を超過している	しばらく時間を置く、利用可能額を変更する
PayPayのバグ・不具合	PayPayの再起動、アップデート、キャッシュ消去、再インストール
スマホのバグ・不具合	スマホの再起動、OSアップデート
スマホが通信できない状態	通信状態を改善する（回線を切り替える、場所を移動する、Wi-Fiルーターとモデムの再起動）
PayPay側の障害	障害情報を確認する、復旧を待つ

※1：PayPayで設定されている利用金額の上限は、PayPay残高やあと払い場合は過去24時間で50万円、過去30日で200万円となっています。ただし、登録内容などによって、内容が異なる場合があります。詳しくは公式ページ「PayPay ヘルプ│PayPayで設定しているご利用上限金額について」をご確認ください。

※動作確認環境：PayPayのアプリバージョン iOS版Ver.3.69.0＆Android版Ver.3.69.1、iPhone 14 Pro（iOS16.2）、Pixel 6a（Android13.0）

スマホの画面を明るくする

スマホの画面が暗すぎると、レジでの読み取りがうまくいかないことがあります。

PayPayアプリで画面下にある【支払う】をタップして、バーコードを表示されると自動的に明るさが最大になりますので、ホーム画面のQRコードを提示している場合は【支払う】をタップして、バーコードを提示してみましょう。

＜PayPayアプリで明るい画面でバーコードを表示する方法＞

PayPayアプリを開きます。
画面下の【支払う】をタップします。
レジでバーコードを提示します。

明るさを変更する方法

支払うボタンを押しても、画面が明るくならない場合は、スマホの設定から明るさを変更しておきましょう。

＜iPhoneの場合：画面の明るさを変更する方法＞

設定アプリを開きます。
画面右上から下にスワイプします。（※ホームボタン搭載モデルは、画面下から上にスワイプ）
【明るさ調節バー】を上下にスライドして調節します。

画像：iPhone 13 Pro（iOS15.2）

＜Androidの場合：画面の明るさを変更する方法＞

画面上のあたりから下にスワイプします。
クイック設定の画面が表示したら、下にスワイプします。
【歯車のアイコン】を左右にスワイプして明るさを調節します。

画像：Pixel 3a XL（Android12）

ホワイトポイント・輝度を下げる設定をオフにする

ホワイトポイントを下げるなどの設定については、上記の方法でバーコードを表示させても明るさは最大になりません。上記の方法でも読み取れない場合は、ホワイトポイント（Androidはさらに輝度を下げる）の設定も確認してみましょう。

＜iPhoneの場合：ホワイトポイントを下げるをオフにする方法＞

設定アプリを開きます。
【アクセシビリティ】をタップします。
【画面表示とテキストサイズ】をタップします。
「ホワイトポイントを下げる」の項目にあるスイッチをオフにします。あるいは、スライダーで調節する。

画像：iPhone 13 Pro（iOS15.2）

＜Androidの場合：さらに輝度を下げるをオフにする方法＞

設定アプリを開きます。
【ユーザー補助】をタップします。
「さらに輝度を下げる」のスイッチをオフにします。

画像：Pixel 3a XL（Android12）

利用可能額を変更する

自分で設定した利用可能額が上限に達している場合は、利用可能額を増やすか、利用可能額の設定をオフにしておきましょう。

＜PayPayアプリで利用可能額を変更する方法＞

PayPayアプリを開きます。
右下の【アカウント】をタップします。
【セキュリティとプライバシー】をタップします。
【利用可能額の設定】をタップします。

利用可能額を変更する場合（画像のピンク枠）：【利用可能額を変更する】⇒【1日あたりの利用可能額】または【1ヶ月あたりの利用可能額】⇒変更する金額を選択⇒【設定する】⇒認証コードを入力。
利用可能額の制限をなしにする場合（画像の青枠）：「支払い」のスイッチをオフ⇒認証コードを入力。

PayPayを再起動する

PayPayアプリのバグや不具合により、支払い用のバーコードを表示されないなどの問題が発生することがあります。

このようなPayPayアプリに異常が見られる場合は、PayPayアプリを再起動することで不具合が解消される可能性があります。

PayPayアプリの不具合が疑われる場合は、PayPayアプリの再起動を試してみましょう。

＜iPhoneの場合：PayPayを再起動する操作手順＞

画面下から上にスワイプして、指を離さずに止めます。Appスイッチャーが表示したら指を離します。（※iPhone SEなどのようにホームボタン搭載モデルは、【ホームボタン】をダブルクリックする）
【PayPayのアプリプレビュー】を上向きにスワイプします。
ホーム画面に戻して【PayPay】をタップします。

＜Androidの場合：PayPayを再起動する操作手順＞

画面下から上にスワイプして、指を離さずに止めます。マルチタスク画面が表示したら指を離します。（※マルチタスクボタンがある機種の場合は、【マルチタスクボタン】をタップ）
【PayPayのアプリプレビュー】を上向きにスワイプします。
ホーム画面やアプリ一覧に移動して【PayPay】をタップします。

PayPayをアップデートする

使用しているPayPayのバージョンで不具合が発生しており、バーコード支払いが正常に行えなくなっている可能性があります。

アップデートができる場合は、最新バージョンにアップデートしてから不具合が解消されるか確認してみましょう。

＜iPhoneの場合：PayPayをアップデートする操作手順＞

App Storeを開きます。
右下の【検索】をタップし、「PayPay」を検索します。
【PayPay】をタップします。
アップデート内容を確認して【アップデート】をタップします。

＜Androidの場合：PayPayをアップデートする操作手順＞

ホーム画面などで【PayPay】のアイコンを長押しします。
【ⓘ（アプリ情報）】をタップします。
【アプリの詳細】をタップします。
アップデート内容を確認して【更新】をタップします。

PayPayをキャッシュ消去する

PayPayアプリを利用すると自動的にキャッシュが保存されます。

キャッシュにより、PayPayを快適に使用することができます。しかし、時にキャッシュが原因で不具合を起こすこともあります。

キャッシュを削除してバーコード支払いができるようになるか確認してみてください。

＜iPhone：PayPayのキャッシュ消去方法＞

PayPayアプリを開きます。
右下の【アカウント】をタップします。
設定の項目の一番下にある【その他設定】をタップします。
【キャッシュを削除】⇒【削除する】の順にタップします。

＜Android：PayPayのキャッシュを削除する方法＞

ホーム画面などにある【PayPayのアプリアイコン】を長押しします。
【ⓘアプリ情報】をタップします。
【ストレージとキャッシュ】をタップします。
【キャッシュを削除】をタップします。

PayPayを再インストールする

PayPayアプリが原因でバーコード支払いができない場合は、アプリを再インストールすることで不具合が解消されることがあります。

再インストールの手順は、PayPayアプリを削除してから、もう一度インストールする操作になります。

なお、再インストール後は、再ログインが必要となるため、PayPayのログイン情報を確認した上で実行するようにしてください。

＜iPhoneの場合：PayPayを再インストール操作手順＞

ホーム画面などで【PayPayのアプリアイコン】を長押しします。
メニューの中に表示されている【Appを削除】をタップします。
「PayPayを取り除きますか？」の画面では【Appを削除】をタップします。
確認画面で【削除】をタップします。
PayPayが消えたら、【App Store】をタップして開きます。
右下の【検索】をタップして、「PayPay」を検索します。
PayPayの項目にある【雲マーク】をタップします。

＜Android：PayPayを再インストールする操作手順＞

Playストアを開きます。
「PayPay」を検索します。
検索結果が表示されたら【PayPay】をタップします。
PayPayの詳細画面で【アンインストール】をタップします。
「このアプリをアンインストールしますか？」と表示するので【アンインストール】をタップします。
アンインストールできたら【インストール】をタップします。

スマホを再起動する

スマホ本体のシステムでバグを起こしているなど、PayPayアプリではなくスマホに原因がある場合があります。

このようなスマホの不具合は、本体を再起動して改善するか確認してみましょう。

＜iPhoneを再起動する操作手順＞

iPhoneの左右側面にある【サイドボタン】と【音量を下げるボタン（または音量を上げるボタン）】を同時に長押します。（※iPhone SEなどのようにホームボタン搭載モデルは【電源ボタン】のみ長押し）
【電源アイコン】を右端までスライドします。
電源が切れてから【サイドボタン】を長押しします。

＜Androidを再起動する操作手順＞

本体側面にある物理ボタン【電源ボタン】と【音量を上げるボタン】を同時に押します。（※機種によっては【電源ボタン】を長押し）
【再起動】をタップします。（※あるいは【電源を切る】をタップして、電源が切れてから【電源ボタン】長押しでも問題ありません）

スマホのOSアップデートをする

スマホにOSバージョンに問題がある場合があります。

OSバージョンの不具合やPayPayの推奨環境外である場合などは、アップデートすることで解消する可能性があります。

PayPayアプリの最新バージョンで対応する環境は、Android6.0以上、iOS12.0以上となっています（※2022年12月26日、Playストア、App Storeにて確認）

＜iOSのアップデート方法＞

設定アプリを開きます。
【一般】をタップします。
【ソフトウェアアップデート】をタップします。
【ダウンロードしてインストール】をタップします。
パスコードを入力します。
WiFi通信でアップデートする場合は【モバイルデータ通信をしない】をタップします。モバイルデータ通信でアップデートする場合は【モバイルデータ通信を使用】をタップします。
アップデート内容に問題なければ【今すぐインストール】をタップします。