ドコモは、6月1日より、ネットワーク利用制限の対象とする条件を追加することを発表しました。ネットワーク利用制限は、不正行為による入手や振り込め詐欺などの犯罪に使われることを防止するためにはじめられたシステム。ネットワーク利用制限の対象となった端末は、ドコモの電波でその端末の利用ができなくなる。ドコモで追加された条件とネットワーク利用制限について、解説します。
ドコモ、ネットワーク利用制限の条件追加内容
6月1日以降、分割払い等を利用し滞納となる恐れがある、代金滞納となった携帯電話機もネットワーク利用制限の対象にするという条件が新たに追加されている。分割期間中は、判定が△表示となります。また、不正契約等の調査を実施するご購入から一定期間は△表示となります。
端末代金の分割代金を対象にするネットワーク利用制限は、au、ソフトバンクでは、既に導入済みの条件に当たる。
ネットワーク利用制限と判定と内容
簡単に説明すると、ネットワーク利用制限の対象になった機種は、SIMカードを挿入しても通話・データ通信ともに利用できなくなります。ただし、Wi-Fi通信によるデータ通信は利用可能です。
ネットワーク利用制限の判定には3種類あり、〇、△、×の3段階で判定されます。〇が良い、×が悪い、△はどちらともいえない状態を表す。
〇⇒ネットワーク利用制限の対象ではない
△⇒ネットワーク利用制限の対象ではないが、後々判定が〇もしくは×に切り変わる
×⇒ネットワーク利用制限の対象
判定が×になり、ネットワーク利用制限対象となった機種は『赤ロム』と呼ばれます。反対にネットワーク利用制限の非対象の機種は『白ロム』と言います。中古市場では、良く見かける言葉なので覚えておくと良いです。
ご自分のスマホがネットワーク利用制限の対象になっているか確認する場合は、各公式サイトで確認する事ができます。
利用中の端末のキャリアの確認サイトへアクセスして、製造番号(IMEI)を入力すれば、確認できます。
現在お持ちのスマホが利用できているなら、〇か△になっているはずです。判定が『-』などになっており、判定が表示されていない場合は、端末を購入直後などでサイトに情報が反映していない時に判定が表示されない事があります。時間を置いて確認をしてください。
他に、旧機種(ガラケー)などは、ネットワーク利用制限の制度が設けられていない機種があります。その場合は、判定が表示されません。
docomo、au、ソフトバンクなどの正規販売店以外の中古店やオークションなどでスマホを購入する場合は、必ず確認する必要がある項目。ネットワーク利用制限対象になっていると、スマホを購入したが、SIMカードを挿入しても利用できないという問題が生じる。キャリアのネットワークを利用し、通話・データ通信をしたい場合は白ロムの購入が必須になります。中古店、オークションなどで購入する場合は、必ず、事前に確認をして下さい。
しかし中には、Wi-Fi専用で利用する為に赤ロムを購入する者もいる。理由は、赤ロムになった機種は、白ロムよりも安く購入できるメリットがあります。専門的な知識のあるひとであれば、赤ロムを安く購入し、部品交換などを行う方もいます。
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